おそらく、ほとんどの方ってエンジンオイルの交換をディーラーなりショップなりでお願いしてやってもらっていると思います。
ですがこのA4、というかアウディのエンジンってジャッキアップしなくても、簡単にオイルもフィルターも交換できるんですよね。
もちろん、上抜き限定ですけど。
で、私はかれこれ1年ちょいで3回もDIYでやっているのですが(笑)、慣れてくると実働40~50分程度、道具の準備から片づけまで入れても1時間半くらいあれば終わります。
ディーラーなどに持ち込んでやるにしても、ディーラーでの待ち時間だけでそれくらいかることもありますし。
当然のごとく工賃も掛かりますし、DIYであればお金も時間も節約できますよ!ってなわけで。
今回はエンジンオイルの交換方法をお伝えしましょう。
【用意するもの】
・エンジンオイル 4.5L以上・・・純正かAudi 504 00承認タイプを推奨しときます、一応。
・フィルタレンチ・・・14角76mm
・廃油処理材・・・ポイパック(4.5L用以上)
・オイルジョッキ・・・微調整用 1L
・オイル漏斗
・ウェス、新聞紙、キッチンペーパー etc...
交換前のオイル量と油温の確認。
ボンネットを開けた状態でイグニッションに入れると、画像上段のようにオイルレベルが見れます。MMIと同じセンサーで得た情報を表示するだけですが、本当のMAXとMINが確認出来ます。
オイルチェンジャーのホース保護のため、油温は70~80℃以下にします。
(油温はコーディングでラップタイマーを有効にすると画像下段のように出せます。)
上段の画像の孔から抜きます。
突っ込む長さはCDNエンジンの場合60〜70cm程度ですが、底に当たるって感触があるまで突っ込みます。
突っ込んだらポンピングを数回していると、オイルチェンジャーのタンクが負圧になり、まっくろくろすけなオイルさんがお出でになります(笑)
最後のほうは、ホースの位置や長さにチョットずつ変化をつけつつポンピングして、一滴でも多く吸い上げます。
続いて、オイルフィルターを外します。
ジャッキアップなしでフィルターも交換できるのは、画像上段のように吐出口が下向きになっているためです。とはいえ、外した際はOリング周りから多少のオイルが出ますので、ウェスをOリング周りに敷き詰めて養生します。
外れたら、Oリング台座部分をキレイにし、キッチンペーパーでなるべく多くの旧油を吸い込んでおきます。
続いて、新しいフィルターを装着します。
まず、密着性を高めるためにOリングに新油を塗っておきます。これをしないと密着性が保たれず、オイルが漏れるおそれもあるんだとか。
んで、Oリングが台座に当たるまで手回しで締め付けます。台座に当たったら(通常の力加減で回しきれなくなるくらい)、そこから3/4回転(270°)フィルタレンチで締め付けます。
締め過ぎても締め足りなくてもオイル漏れを起こす可能性があるので、必ずこの規定のトルクは守るようにします。
フィルターを交換したら、後はオイルを入れるだけ。
取説のオイル最大量は4.6Lですので、それを守るようにして入れておきましょう。
終わったら暖機運転してエンジンを切り、2分経過後に測定。
往々にしてオイルレベルセンサーが効かないことがあるので(苦笑)、私はディップスティックを使っています(先の画像にもありましたが)。
まあ、フィルターともなら4.5L、フィルター無交換なら4.3Lくらいって感じでしょう。
で、抜いたオイルは4.3Lくらいですかね?
こちらの廃オイルはポイパックに入れ、自治体指定の方法で処分します。
あ、あと使用済みフィルターもですね。
ちなみに、固めるテンプルとかの食用油用は、油の温度が高くないと使えないのでコレに使わないほうが無難ですよ(笑)
そうそう、エンジンオイル上抜きに否定的な意見もありますが、個人的にはどっちも大差ないかな~って思っています。
こんなケースもあるので、上抜きの方がより多く抜けるって説もありますし。
まあ、様々なところにオイルが回り込んでいるでしょうから、オイルパンの中すべてを入れ替えても100%完全に入れ替えることは不可能なわけで。
ドレーンプラグのパッキンも銅などで出来ている場合がほとんどですから、外さない限り支障はないはずですし。
ってなわけで。
DIYは自己責任で!
んでは!