で、その方法は二つあり、一つはヘッドをおろしての物理的な清掃、もう一つはケミカル等をインテークから吸わせて化学分解してしまう、といったものになります。
当然、後者が簡単なのは言うまでもなく、その代表格がコレ。
WAKO'SのRECSです。
トヨタの直噴D4エンジンのメンテのために開発されたものらしいですね。
今回はこのDIY方法と、個人的に感じる問題点を書いてみたいと思います。
まずは材料の調達から。
インターネットって便利ですね。
業販なはずの、このセットを入手することが出来るんですから。
こちらで入手可能です。
裏面には、こんなことが書いてあります。
取り説をしっかり読みましょう。
私のA4の場合、排気量2,000ccながらも直噴のため、「排気量×0.15」の300mlが使用量となります。
ってなわけで、実践。
まずセッティングですが、ホースは熱を避けて設置しましょう。
コックは3時の位置にて全閉じしておきます。
注入はブローバイホースのところから。
一番小さいアダプターホース(内径6mm×外径13.5mm)がジャストフィットでした。
ブローバイホースは、留め具(プラスチック製)の上下にあるギザギザをウニッとつまんで引っこ抜けば簡単に外れます。ゆえに、工具不用。
ブローバイガスがモクモクと出てくるので、ブローバイホースの出口はテープで塞いでおきます。
点滴速度ですが、1時間で300mlを消化する程度でチョット遅めにしました。
通常は40分程度で完了するらしいのですが、点滴速度が速すぎて液溜りをつくるとエンジンを破損させかねない(@ウォーターハンマ)ので、速すぎるより遅い方がいいんです。
コックの角度はこんなもんです。
完了後は指示通り、レーシング(空ぶかし)をします。
A4の2.0TFSIエンジン(CDN型)では、ほとんど出ないようですね。
この後、燃料添加剤(純正アディティブなりフューエル1なり)を入れて完了。
RECSは徐々に効いてくるのですが、そこに追撃させる意味で燃料添加剤を入れると効果的なんだとか。
さらに言えば、RECSは300kmほど効果が持続するので、300km走行後にオイル交換するとよいでしょう。
やってみた感想は、アクセル軽くなった感がありました。
この画像は、RECS直後にマフラーカッターをキレイにし、一般道で約30kmほど走行した後の汚れ具合です。
いつもコレくらいの距離では汚れませんので、RECSによってはがされた(及びフューエルワンで追撃された)カーボン・スラッジ・ワニスが出てきていることが分かります。
さて、ここまではやり方と効果ですね。
続いてはデメリットです。
まぁ、オイル過消費車輌限定になりましょうが。
で、そのデメリットとは、オイル過消費が加速する可能性があること。
先般も書きましたが、MY2010頃のCDNエンジン(A4,A5,Q5)に代表されるVW/Audiの直噴エンジンの一部は、オイルを過消費します。
その消費の仕方は「オイル上がり」といって、シリンダー壁とピストンリングの間から燃焼室内にオイルが上がって燃えてしまうという事象によるものです。
RECSが落としたインテークバルブのカーボンが、オイルリング詰りを惹き起こす可能性があります。
詳細は、以下のFBリンクからご確認ください。
Beste Derさんの投稿 2017年10月7日(土)
Beste Derさんの投稿 2017年10月7日(土)
なお、VWの1.4TSIエンジンでRECSは非常に危険らしい(インマニの形状から液溜りが生じやすく、ウォーターハンマーの可能性が極めて高い)ので、辞めた方が無難のようです。
今回のDIYは失敗した場合の代償がでかいので、より自己責任度高しです!!
ってなわけで、DIYは自己責任で。
んでは!
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