
電気シフトが加速する、自動車業界とそれを取り巻く政治的な思惑。
環境問題のみならず経済のパイを大きくするための手段でもある自動車の電動化は、これからの時流に必要不可欠なのは間違いありません。
しかし問題は、現在主流のリチウムイオン電池の課題そのものでもある、充電時間の長さ。
数分で満タンにして数百km走ることができるガソリン車やディーゼル車に慣れた現代人にとっては、今さら充電のために数十分や数時間待つことはなかなかの苦痛で、それが電気自動車の普及を妨げているといっても過言ではないように思います。
さらに言えば、リチウムイオン電池には、漏出リスクや発火リスク、高温化・極低温化での能力低下などの諸問題もあるわけですが。
いずれもクリアし、さらにリチウムイオン電池よりも高性能かつレイアウト面でも有利な『全固体電地』の実用化・商用化の目途が、かなりの程度立ってきた模様です。