マツダ、トリプルターボ（ツインターボ＋電動コンプレッサー）のエンジンを特許申請 ～FRスポーツへの布石か？～

先週、大々的に報じられていたマツダのスパークレスなガソリンエンジン『HCCI』。
現時点で究極の内燃機関と目されるHCCIエンジンを、（完全体ではないとはいえ）世界で初めて実用化できるとあって世界中から注目されているわけですが。

その一方で、既存のスパーク式ガソリンエンジンでも、新たな技術を搭載したものを特許申請した模様です。

Beste Derさんの投稿 2017年8月21日

このエンジンはどうやら、2基のターボチャージャーと、1基の電動コンプレッサーが施されている模様。
つまり、トリプルターボになるわけです。
2基のターボチャージャーは排気圧が中高圧時の過給用となり、電動コンプレッサーは低圧（発進時など）の際にターボラグを生じさせないために備えられるものとなります。
これで低回転から高回転まで途切れることなく過給することができ、パフォーマンスと省燃費化の一挙両得が可能になるわけです。

で、このエンジンですが。
そのサイズゆえ、ロードスター＆各種FFモデルのいずれにも積むのは難しいようで。
となると、このエンジンが積まれる可能性があるのはFRのみとなり、それはRX-8の後継などのスポーツカーになるのではないか？と海外のメディアの多くは考えている模様です。

個人的には、スポーツカーもそうですけど、アテンザやCX-5辺りにハイスペックモデルを設定してそれに積んだら面白いのにな～って思いますけどね。
まあ、現行はアテンザもCX-5もFFですからそれは無理なんでしょうが、以前それらのFR化を検討しているなんてニュースも出回っていたので、今後の可能性としてはなくはないのかな～って気はしています。

もしアテンザ辺りで、4ドアクーペスタイルでFRベースのAWDでこのトリプルターボを積んでくれたら、かなり欲しいです。
HCCIばかりでなくそんなことも期待しておきたいですね～、マツダには。


んでは！