これに貢献したのは、言うまでもなくBMWとマツダなんですが、ここに来てメルセデスも力を入れ始め、アウディも次期A4(B9)辺りで導入するとされています。
で、そんなクリーンディーゼルで気になるのは、NOxの後処理にまつわるメンテナンスの有無。
実はこれ、メーカーによって違ってきたりするんですよね。
一般的には、ディーゼルエンジンの排出ガスに含まれるNOxを後処理するために尿素還元による方法(尿素SCRシステム)が採用されているのですが、それには尿素水溶液であるアドブルー(AdBlue®)という液体が別途必要とされます。
http://www.n-eco.co.jp/adblue/about/
で、このアドブルーですが使用期限的なものがあるらしく、2万km又は2年毎に交換する必要があるようです。
また、走れば減るものなので、空になる前に補充する必要があるらしく、空になる前に走れない仕組みになっているんだとか(燃料と同じ)。
このアドブルーを用いたSCRによる後処理を採用しているメーカーはかなり多いようで、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、アウディもそれに当たります。
で、正直言うとこれってめんどいわけで。
もっとも、私のようにオイル補充が当たり前と思っている人間(ドイツ思想に洗脳されたとも言うw)は別になんてことないのですが、一般ウケはしませんよね。
ですが、このアドブルーを用いたSCRシステムじゃないモデルを出しているメーカーが2社あるわけです。
それがタイトルの通りなのは言うまでも無いのですが、マツダはSKYACTIV-Dテクノロジーという名称ですべてのクリーンディーゼル・モデルが、BMWは320d BluePerformanceが、いずれもメンテナンスフリーなNOx浄化技術を確立しているんですよね。
ちなみに、マツダのSKYACTIV-Dは低圧縮可を実現したことにより燃焼時点でNOxを規制値まで低減させて後処理装置自体がないのに対し、BMWのそれは後処理装置にNOx吸蔵還元触媒というものを用いてNOxを水・窒素・二酸化炭素に還元して排出するという違いがあります。
いずれにしても、アドブルーの補充や交換を考えなくて良い点では共通しており、一般ユーザーがメンテナンスを意識せずに済むということはいいことですよね。
というわけで、クリーンディーゼルのメンテナンス的な観点から言えば、マツダかBMWが一歩進んでいるように思いますね。
んでは!
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