…って自分で思いつつ。
いまF30dMを手放すのは後悔が大きそうなので、ちょっと保留にしておりまして。
そんなこんなの気分転換に(?)、前々から付けたかったフロントカメラを取り付けました。
というのも、自宅から出てすぐの交差路の見通しが悪くていつも困っていたので、少しでもリスク回避をすべく前々から付けたかったんですよね。
とは言っても、純正モニターに映すにはフロントカメラだけでは済まず、AVインターフェイスなるものも必要でして。
たまたま、F20用のものが格安で出品されており、マイF30dMへの適合不明ながらも(それゆえ格安だったのですが)あれこれ調べていけそうだと判断し、踏み切ったというわけです。
そんなわけで、まずは設計図を書いてみます。
軽く一杯やりながら書いたせいで、まあ雑なこと。。(苦笑)
電源は、エンジンルーム内のフューズボックスから取ります。
当初19番の10Aから取っていたのですが、IGNを切っても常時作動し続けてしまっていたので、その後に48番の10A(パワステ用)から取り直しました。
このほか、実作業の前にiDriveのヘッドユニットを一度摘出し、CAN-LowとCAN-Highにどう割り込ませるか、電源・アースはヘッドユニットから分岐させるべきかも検討しました。
その結果、ヘッドユニット裏の配線スペースはかなり狭く余裕がなく、タップだと断線などの不安要素が大きいため、CAN-LowとCAN-Highへの割り込みはギボシで分岐することにしました。
また、電源とアースのヘッドユニットからの分岐はスケアが太すぎて取り回しが難しそうだったので、フロントカメラへの電源とアースの線を分岐してバルクヘッドを貫通させ、別途引き込む形にしました(どのみち映像ケーブル等も引き込みますし)。
先ほどの設計図はこの後に書いたので、それらを反映した配線ルートになっています。
と、作業前準備はこんなところで。
次からは、実際の作業状況になります。
フロントカメラの配線は、ナンバー下からグリル裏を通してエンジンルーム脇に這わせます。
ですので、まずはグリルを片側外しておきます。
グリルを外すには、バンパーの上のトルクスネジ計8本をまず外します。
8本のトルクスネジをすべて外すと、グリルのツメを覗けるようになりますので、その隙間からパネルはがし等を突っ込んでツメを押してリリースしてあげます。
既知の情報ですが、グリルのツメは全8箇所あります。
フロントカメラは、ナンバーステーを使って取り付けます。
使用したナンバーステーは、こちらです。
ナンバー下のフロントカメラのから配線ルートは、こんな感じです。
配線ホースと留め具を使います。
そうすると、グリルを戻しても目立ちません。
配線はここから出します。
これでフロントカメラ本体の取り付けは完了。
先述の通り、エンジンルームのフューズボックス48番10Aから取ります。
蓋をすると配線が圧縮されて根元が傷むので、絶縁テープで養生しておきます。
フューズボックスの蓋を閉じると線を出せなくなるので、適当な位置(最も水が侵入しにくそうな位置)に穿孔して配線を通します。
そのままだと不安なので、ぴったり寸法の配線ホースを突っ込んで、より雨水の侵入が起こらないようにします。
これで12V電源の取り出しは完了です。
アースはこちら、ヒューズボックス脇のボディ側にあります。
12V電源とアースを配線ホース内におさめ、以下のルートで運転席側に引き回します。
先述の通り、フロントカメラ向けとインターフェイス向けに電源を分岐します。
バルクヘッドを貫通してキャビンへ配線を通すのは、こちらからです。
ゴムキャップ脱落注意です!(笑)
そんなゴムキャップに、リブを残すようにして孔をあけます。
ここに、エンジンルームとキャビンを行き来する配線を入れます。
今回の場合、12V電源線・アース線・映像ケーブル・カメラコントローラー用ケーブルの4本です。
これをそのままはめます。
もちろん、後で雨が入らないように措置をします。
続いては、端子の接続箇所などの防水のため、絶縁テープで配線処理をします。
貫通部もとりあえず、束ねてテープ巻きしておきます。
その後、片面ブチルテープ(建築用)で防水処理をします。
注意点は、下側から上側に重ね貼りしていくことくらいですかね。
逆に貼ると雨が入りますw
配線ルート確認のためにキャップを落としてしまって、孔が開きっぱなしのこちらにも施しますww
こんな感じで、エンジンルーム側の配線処理は完了。
ルート選定や配線ホース・絶縁テープなどの処理などに拘りまくったら、3時間ほどかかってしまっていたのはここだけの話しw
続いて、インターフェイスを取り付けます。
どうやらこちら海外製のものですが、F20純正として取り付けられていたもののようです。
メーカー名は「EMERALD」、型番は「QPI BM12」、取説はこちらから確認できます。
通常インターフェイスはわりと高価ですが、その五分の一くらいの値段でゲットできたのは、本当にラッキーとしか言いようがありません。
で、配線するのはこの4本。
CAN-LowとCAN-Highだけ気を付ければ、後はなんとかなりそうです。
ただし、以前も経験したことですが、純正モニターへのLVDSケーブルがあまりにも短いため、インターフェイスを置くのは限りなくiDriveのヘッドユニットに近い位置にしなければなりません。
というわけで、グローブボックスを外してその脇に設置します。
グローブボックスのネジはすべてトルクスで、計9箇所あります。
まずは開けた天井に4箇所。
ウェザーストリップを剥いでサイドパネルを外した脇に1箇所。
ヘッドユニット側の下に2箇所。
ドア側の下に2箇所。
これらすべてを外したら、適当にごにょごにょっとやって取り出しますが、配線が2箇所接続されているので注意が必要です。
一つ目が、ダンパーのところにあるスイッチ。
二つ目が、グローブボックス内照明用のコネクタ。
これで、グローブボックスの取り外しは完了です。
インターフェイスは、こんな感じで設置します。
そのままだと間違いなく異音のもとになるので、私は放熱の邪魔にならないように5mmゴムスポンジを部分的に貼り付け、配線はtesaテープで処理して突っ込んでおきました。
1週間ほど経ちましたが異音が発生していないことから、その処理が奏功しているものと思います。
インターフェイスへの12V電源線・アース線・映像ケーブルは、こちらを通します。
ACで結露した水が通る場所の近くですので、配線が直接水に触れるわけではないのですが、一応絶縁テープで処理しておきました。
続いては、ヘッドユニットへの配線です。
まずは、内装を外していきます。
エアコン吹き出し口からパネル・モールは一体となっていますが、実は手で引っ張って外れるという、なんとも作業性の良い作りだったりします(笑)
そして、エアコンパネルの下にあるパネル(ストレージボックスに換装してあります)も外します。
エアコンパネルはトルクスT20が4箇所で留まっているので、くるくる外していきます。
iDriveのヘッドユニットもT20が4箇所留めとなっています。
ヘッドユニットが出てきたら、メインハーネスを外します。
一応、電源が落ちてから15分を経過してから(電源がすべて落ちてから)抜いたほうが無難でしょう。
それか、バッテリーのマイナスを外しておくか、ですね。
で、メインハーネスの外し方は、ハンドル形状のものを持ち上げるとロック機構が外れて抜けるようになっています。
作業性をよくするため、メインハーネスの上側の角にあるコルゲートチューブと緑色の2本セットを外します。
外し方は、ツメのメス側を起こして引けば簡単に外れます。
こいつですね。
お次は、モニターです。
エアコン吹き出し口の上部にある、T20×2箇所を外します。
(写真ボケボケですみません。。)
モニター背面にある、LVDSのカプラーを外します。
ちょっと固いですので、マイナスドライバーでこじります。
ここまできたら、いよいよご本尊のCAN-LowとCAN-Highへの割り込み配線です。
メインハーネスに向かって右から3列目、一番上(⑨)がCAN-Low(黄/茶の線)、上から3つ目(⑪)がCAN-High(黄/赤の線)になっています。
そして、ギボシ端子(メス)に割り込ませます。
…が、いかんせん線の長さがギリギリすぎる上に、ヘッドユニットが収まっている空間の中で電工ペンチを使うので、とてもじゃないけどスリーブの先入れは困難を極め。。
こんな感じでスリーブにスリットを入れて絶縁テープで補修する、後入れ方式にしてようやく何とかなりました。
ちなみに、これだけで30分は格闘していました。。(疲)
そうそう、モニターへのLVDSケーブルがなぜか横向きだったので、このように加工せざるを得ず。。
とまあ、そんなこんなで出来上がりまして。
最終確認します。
うん、いい感じですね。
ご覧の通り、広角のマルチビュータイプですので、死角の低減に寄与してくれそうです。
というわけで、フロントカメラとインターフェイスの取付記録でした。
なお、フロントカメラのレビューはまたの機会に書こうと思います。
⇒書きました⇒⇒⇒ https://b8a4avtof30320dmspo.blogspot.com/2019/09/parkvision.html
あ、お約束ですけど真似される方は自己責任でお願いします。
(あんまりいらっしゃらないでしょうけど。。)
んでは!
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