こういう「思想」とか「ポリシー」とかって大切ですよね。
これからAI全盛となる時代であればなおのこと、人間にはより思想やポリシーの一貫性が求められるわけです。
AIは言ってみれば純白な赤子のような存在ですから、どのような思考回路を持たせるか、どのように物事を判断するか、その大枠を与えるのは親の役目を持つ開発者(人間)ですからね。
そうなると、そのような先進技術を自動車に使うには、やはり開発者の思想やポリシーが一貫してなければならないというのが持論です。
そう考えると信頼できるメーカーというのは限られるわけですが、その一つがメルセデスベンツだったりするわけでして。
そんなことを感じられる動画、2点ほど紹介してウダウダ書いてみようと思います。
これはまあ、製造ライン限定のようですが。
それでも、動画を見る限り車両が出来てモータープールに動かすまでのそれなりに複雑な動線を、完全に無人で移動させてしまっているのはスゴイですね。
ある意味、自動運転レベル4の定義(特定の条件下ではドライバー無しで自動運転できる)に該当しているのに、それを持ち出して宣伝しようとしないのは好感が持てますね。
続いて、Eクラスの開発シーンあれこれ。
Eクラスのメイキング映像は他にも数本ありますが、特に中盤のインパルスサイドの開発シーンが含まれているこの動画が良かったので紹介します。
2:18から4:15までがインパルスサイドの開発シーンとなりますが、これを見るだけでも膨大な数の試行錯誤が繰り返されたことが分かります。
実車を使ってセンサー類の働きを見たり、実際の人間にマーキングしてサイドエアバッグ膨張時に身体がどう動くか見たり、ユーロNCAPばりの衝突試験でデータを取ったり、すごい数のトライ&エラーを繰り返したことが伺えますね。
開発者の方が終盤、
「(インパルスサイド作動時の側面衝突試験の)結果は大変良いものでした。私たちは大幅な改善を見ることができたのです。以前のセーフティレベルより良くなってはいましたが、これ(インパルスサイド)は既に非常に高いレベルに達していたのです。」
とおっしゃっていたのが非常に印象的でしたね。
よほど自信があるというか、既に何歩か先のレベルに達しているという風に思われます。
ぜひ、このインパルスサイドはコンパクトも含めて全モデルに展開してほしいですね。
冒頭申し上げた通り、これから自動車メーカーにはより思想とかビジョンとか方針とか、そういったものが大切になるわけですが。
メルセデスは快適・安全のために先進技術を開発し、使い続けているという点で一貫性がありますよね。
かかる意味では、やっぱり世界一なんだな~って改めて思いました。
なんたって、そういう取り組みではこの数十年間世界をリードしてきていますからね。
そんな憧れのメルセデス、やはりいつか乗りたいですね。
・・・世の中の大半が電気自動車になる頃かな?(笑)
んでは!
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