多分、気付かない程度の変化で少しずつ出てきていたかもなのですが、最初に認識したのは昨年の11月。
その2か月前にACSサブコンを付けた時は感じなかったのですが、おそらく、ヘッドからのオイル漏れ(エンジン内圧が若干逃げる)や煤等の影響で出力がいい塩梅に抑えられていたこと、それに加えてサブコン付けたてでぶん回して走ってばかりで気付けなかった、という複合的要素で認識できなかったのかもしれません。
いずれにしても、一斉整備したことでACSサブコンはじめライトチューンが性能を存分に引き出せるようになり、それから冒頭で述べた症状を時々感じていました。
ところが冬になってからは明確にそれを感じる機会がなく、一斉整備後に感じたそれは不具合ではなく、ATやアクセル等のそれまでの学習が適合していなくて出たもので、しばらく走ったら最適刺されたのかなと都合よく思っていたのですが。
ここ最近、また出るように。。
どのような症状かというと、
- エンジンが温まってくると発生、一度発生すると油温が多少下がっても出やすくなる。
- 発進~40kmくらいは時々滑りが出るような感じ。
- 40~60km/hの1,200~1,800rpmで、シフトをキープしたままの坂道 or 加速で出やすい。
って感じです。
で、最初に疑ったのはもちろんエンジン周り。
特にサブコンや吸気効率が上がったことが悪さしているのでは、と思って、可能な限り純正に戻してみたのですが(さすがにFTPとインタークーラーは戻しませんでしたが…)、症状の出方や程度は変わったものの、症状そのものが治まったりはせず。
そこで、BIMMER Linkでモニタリングしつつ、症状が出るタイミングを確認していたのですが。
どうも、ATが怪しい。。
というのも、連続走行時はエンジン温度(油温・水温)に遅れてATF油温が上がってくるのですが、そうなると症状が出ます。
また、気温が高いほど生じやすく、冬は出なかったけど暖かくなったら出てきたといった点も合致します。
そんなんなで近隣でその手のことが得意そうな整備工場さんがあったので、電話で確認したところ、おそらくATのロックアップ絡みだろう、とのこと。
具体的には、ロックアップそのものの機械トラブルか、ATFが劣化したことでロックアップ機構へのトルク伝達がうまくいかない時があるとか、そんな感じじゃないかなとのこと。
もちろん、相談した以上はそれであざっしたってことにならないので、とりあえずATF交換(by トルコン太郎)をお願いすることに。
そんなわけで早速交換したもらったATF、こんな感じでした。。
もちろん、ATFオイルパンも交換して学習値もリセット、ついでにデフオイルも交換してもらいました。
で、その結果はというと、、、
直りました。
ものの見事に。
いや、これマジでうれしいです。
しかも、あれこれオマケ付きでよくなっています。
- 発進時のトルクが増加。不慣れな内はぐいっと出ることが多くなったくらい。結構違うもんだと実感。
- 感じの悪い変速ショックが無くなった。アップもダウンもコンフォートはスムーズ、スポーツはしっかりだけど嫌な感じのしない変速で、いい感じ。
- 定速での低回転走行時、特にトルクがかかったときに出る断続的な滑り(ジャダー)が全く出なくなった。やはりATFがヘタっていたことが原因だった。これが一番心配だったので、直ってよかった。。
- アイドリングストップから回帰する際の振動が激減。交換前はブルンっとかなり揺れ、エンジンマウントもヘタってきたかななんて思っていたのだが、ATF交換で改善するとは棚ぼたながら嬉しい。おそらくアイドリングストップからの回帰でNからDレンジに入る際、そこで動粘度が復活したATFが振動を抑えているような感じかな。
それにしてもディーラーめ、、
昨年の一斉整備の際に試運転でこの兆候もあったはずで、気付かないわけないんですがね。
ましてATFとデフオイルの交換もお願いしていたところ、「不要」との回答で見送った結果、このザマですからね。
まあ、ディーラーはATFではなく車を換えさせる(買わせる)ところですし。
よく考えれば、無駄に高いATFでありながら、トルコン太郎の様に圧送循環させない(あまりきれいにならない上にその後のAT故障リスクあり)ので、結果としてディーラーなんぞに頼まなくてよかったなと。
ここ最近のディーラーの対応の悪さと整備品質の低さでもう見限ったわけですが、今回の整備工場さんがかなり感じもよくていろいろやって下さるそうなので(しかも社長はF13乗りw)、今後の基本整備はこちらにお願いしようかなと。
そんなわけで、10月に控えている車検の際は、リアバンプラバーも交換してもらいやすw
んでは!
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