それが指し示している通り電動化を推し進めるメルセデスベンツ、一般モデルにもテコ入れしてくるようです。
Beste Derさんの投稿 2017年10月28日(土)
Eクラス系統の上位グレードであるE350、これにM264エンジンと48Vマイルドハイブリッドシステム(48VMHV)を装備させるようです。
おそらく、セダンとステーションワゴンも追々そうなっていくものと思われます。
で、このM264エンジン、単体では3,000~4,000rpmで400Nmのトルクなわけですが。
ツインスクロールターボなこちら、具備されている電動ウェストゲートアクチュエーターが48VMHVと親和性がいいようです。
そんな48VMHV、その主要パーツともいえる統合型スターターオルタネータ(ISG)によって、「EQブースト」なるものを実現できるらしく。
これにより、14PS/150Nmのパワー&トルクアップが可能となります。
ちなみに、この「EQブースト」は2500rpm以上で発動とのことです。
さらにこのISGによって、低速時にはエンジンオフのまま走らせることができ、高速時にはエンジンオフに加えてコースティングと合わせて燃料消費量を低減もできるようです。
そんなわけで欧州複合燃費は6.7~6.8 l/100km、同CO2排出量は149~154g/kmとなっています。
なお価格は、E350クーペが€59,738-(約790万円)から、E350カブリオレが€65,212-(約860万円)からとなっております。
う~ん、遠い世界だ(笑)
ちなみにこのM264エンジンですが、直列4気筒ながらRWD(後輪駆動)用となっているようでして。
FWD(前輪駆動)用となるM260エンジンは、おそらく次期AMG A45の下位に位置づけられるモデル(A32 or A36 or A40)に適用されるようで、そうなるとそれには48VMHVが備えられる可能性があるのかも知れませんね。
それにしてもこれを見て思ったのは、この手の先進技術の各メーカーの展開の仕方が違うな~ってこと。
比較するのは、「技術による先進」を標榜するアウディ。
先日、新型A8を公開したときはこれでもかってくらいの宣伝オンパレードでしたが、この48VMHVもその一つでしたね。
で、個人的な印象はこんな感じです。
【アウディ】
いち早くインパクトの強い宣伝をしつつ、出てみれば実はハイエンドモデルなどにしか付けないことが多い。
VS
【M.ベンツ】
よほどの新技術でない限り、しっかり一般モデルまで展開できるようになってから控えめにプレスリリースを出す。
まあ、この辺は個人の感じるところによりますが。。
今回の48VMHVにしても、A8やらSQ7やらの遠い世界にあるもので謳われるより、E350などのもう少し近い世界で展開してくれていた方が現実感がありますよね。
というわけで、ちょっと興味のある48VMHV。
Dセグメントの下位グレードにも、標準装備される日が早く来ることを願っています。
んでは!
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