2023-11-18

【マイF30dM】結局どうなった?・・・ぇえ、こうなりましたw

前回の投稿からもう1ヶ月半以上も経っちゃいましたね。。
仕事もプライベートもあれこれ重なっているところにきて、車がまああんなことになってしまって、なんだかバタバタでした。

で、ようやく少し落ち着いたので、アップします。


前回書いた通りあんなことやこんなことがあって、乗り換えようかどうしようか、迷いに迷いました。
いやほんと、新車では G20 320dX Msp LCI 白 の素晴らしきオファーがあったり、認定中古車では G20 320dX Msp  青 で装備ばっちり価格もストライクなのがあったりで、ぐらんぐらん来ていたのですが。

・・・結局、F30dM継続との判断に至りました。

ちなみにこちらはその時の代車、New 2シリーズ アクティブツアラー です。
ハイテク感が面白かったですし、この直前に借りた代車の F39 18i(訳あって代車が2台でした)よりも走りも洗練されていたのですが、いかんせんすべてが自動化・システム化されていて融通が利かないのがめんどくさかったです。
使い方が分かっていないだけかもですが、停車中にライトをスモールやオフにできないのは、正直かなりどうなの?って思います。

きっとコーディングでなんとかなるのでしょうし、先にも書いた通り使い方を分かっていない可能性もありますが、前者であればそんな仕様にしているBMW JAPAN がナンセンスに思えますし、後者であればUIに問題があると考えるべきかと。
いずれにしても、自動化やシステム化をする以上は、ユーザーフレンドリーであったりエルゴノミクスに沿って然るべきところ、そうなっていないところは残念というか、BMWらしくないとさえ思ってしまいました。。


さてさて、代車のそんなこんなはさておき、乗り続ける以上は顕在化している不具合(エンジンヘッドからのオイル漏れ)だけでなく、予防保全としてウィークポイントをつぶしておく必要があります。
それで、N47D20Cの経年劣化あるあるというと、もはや周知の事実とさえ思われるのがこの3点。(赤は顕現しているもの、青は予防保全としてのもの、という色分け。)
1.が既に発生している、エンジンヘッドカバーからのオイル漏れ。
これは走行には影響ありませんが、車検は通りませんし、触媒にかかって火災の恐れも無きにしも非ずといったもの。
私の場合は10年・6万km台で出ましたが、巷で言われているくらいのタイミングですね。

2.は、クーラント接続ピースからのクーラント漏れと、その脇にあるエンジンオイルフィルターハウジングからのオイル漏れ。
オイル漏れは同上な感じですが、クーラントがここから漏れるとオーバーヒートの可能性ありと車載コンピューターが判断してエンジンが動かなくなりますので、症状が出る前の早めの交換が吉。

3.は、エンジンドライブプーリーの、内部破断。
後ほど写真が出てきますが、亀裂が入っているようなら交換時です。(もちろん私のはばっちり亀裂が入っていましたw)
ちなみにここが破断すると走れなくなりますので、こちらも早めの交換が吉。

で、どうせここまであれこれやるなら、ついでにそれこれやってしまえと、どさくさ紛れに以下もやってもらいました。
 ・インマニ~インテークポート清掃(平たく言えば煤取り。)
 ・EGRバルブ清掃(リコールによる交換はまだまだ先になりそうなので。。)
 ・チャージパイプ&ブーストパイプ交換(もちろんFTP!)
 ・インタークーラー交換(純正335i用のものに。容量アップ!)


ではでは、どれくらいのお金がかかったかも含め、個々に見ていきましょう。
ちなみに私の行きつけディーラーは、おそらく工賃はディーラーの中でもリーズナブル、部品持ち込みOK、イレギュラーなことも対応でき(煤取りなんかまさにそれ)、プロショップ顔負けのお願いしやすさです。
メカニックさんも良い意味で職人肌の方が揃っている上、きちんと経過の説明なんかもしてくださります。
他県のディーラーがどうかは知りませんが、かなりレベルが高くユーザー寄りにやってくださっていると思います。

以下の金額表示は、パーツと工賃込みですが、今後のパーツ代の改定、工数や工賃単価の見直しなどあるかもですので、あくまで私の場合はこうだったよ程度の参考として頂ければと思います。
また、まとめてやってもらったことで共通・重複する分を削減してもらった部分もあるので、個々にやる場合は工数がよりかかる可能性もあります。

そんなこんなのうんちくを済ませまして。

まずは、1.のエンジンヘッドカバーの交換。
こちらは8万円程度、工数は6.5時間。
割と安い印象。


続いては、クーラント接続ピースとオイルフィルターハウジングの交換。
こちらは11万円弱、工数は3.5時間。
実質2ヶ所ですので、まあ妥当かなと。

ちなみにクーラント接続ピース、交換前はこんな感じでした。
接写過ぎて分かりづらいですが(すみません)、一応まあ健全でまだ持ちそうでしたね。
ただ、硬質プラスチックゆえいつかは漏れるでしょうし、先にも書いた通りそうなると走れなくなる(結構派手に噴くらしいです)ので、転ばぬ先の杖として早めに交換すべきでしょうね。


お次は、ドライブベルトプーリーとベルトの交換。
こちらは12万円ほど、工数は1.5時間を超えるくらい。
こちらはパーツが高い印象ですが、その分、対策品となっていることを祈るのみですね。。

ちなみにプーリーは、交換前はこんな状態でした。
エアインテークマフラーをずらしてスマホで撮影した時のものですが、かなり亀裂が入っているので、そう遠くないうちに逝ったと思います。
こちらも、転ばぬ先の杖ですな。


ここからは先は、オマケ的なものです。

まずはインマニ・インテークポート・EGRバルブの清掃から。
こちらはすべてで4万円を少し超えるくらい、工数は6時間かからないくらいでした。
近隣の有名プロショップ(BMWのディーゼルの煤の除去で有名なお店)と、おそらく値段も工数も大差ない程度かなと。

施工前後の写真を見せてもらいましたが、普段から回して走っているせいか、経年の割には溜まっていないとのことでした。
(回して走るのは、煤の堆積が少ない点ではいいのですが、その裏返しで、例えばヘッドカバーのパッキンのダメージが早まるなど考えると、ゼロサムなんだな~って、今回の件で思いました。)


ここからはお愉しみ要素。
そう、チャージパイプ・ブーストパイプとインタークーラーの交換です♪
こちらはパーツ持ち込みですので、工数のみ、2.5時間かからない程度でした。

FTPは直販サイトからで送料込み6万円ほどでしたが、関税で4千円ほど取られてなんだか損した気分。。(これまで散々大小なものを輸入してきましたが、関税を取られたのは今回が初めてでした。いまいち仕組み分かってないので従うのみですがw)

こちらはF30 335i や 328i に付いていた純正のインタークーラーで、オクで送料込み6千円ほどでゲットしたもの。(フィンの小さなつぶれは気にしないでおきましょw)

そんなこんなで、総額50万円弱の出費となりました。
ただ、もう10年乗れるようにできましたし、おそらくその間に大きなトラブルに見舞われる可能性も低くなったと思います(一通りのウィークポイントを潰せたので)。
また、吸気系統がパワーアップし副次効果で燃費もよくなったので、絶対額としてみれば安くはないのですが、十分価値のある出費だったと思います。

ちなみに、今回、FTPもインタークーラーも同時に取り付けたのですが、煤取りもしたので、何がどのような効果をもたらしているか判然とはしないものの、確実にすべてがパワーアップしています。
その「すべて」というのは、レスポンスアップ(ターボラグの改善)から来るシームレスな加速感(これはおそらくFTPによる)、低速から湧き上がるトルク(これはおそらくインタークーラーの容量アップが寄与)、燃費が2km/Lほど改善(これは全要素が絡んでそうだけど煤取りが結構効いていると思う)、といったところです。

また、FTPとインタークーラーで冷却効果が高まったことに加え、煤が取れたことで吸気経路が絞られず、それらの相乗効果で吸気温度がかなり下げられたようです。
というのも、エンジン温度の上がり方がかなり緩やかになりましたし、走行後のエンジンルーム内は以前よりも全然熱くなっておらず(前は心配になるくらい熱かった…)、特にインマニ前のジョイントなんかは触れるくらいの温度になりました。
冷却効果によるパワーアップもそうですが、エンジンヘッドカバーのパッキンやクーラント接続ピースなどのダメージ軽減にも寄与するように思います。

なお、一つだけネガな点がありまして、アイドリングストップからの復帰時の振動がかなり増しました。
おそらくですが、吸気効率が良くなったことで、エンジン始動時にこれまでとは比較にならない量の空気を吸い込んで、それがエンジンを元気に動かしてしまっているからなのでしょう。
振動は嫌ですが、そう考えるとそんなに嫌でもなかったりしますw(運転手の勝手な意見であって、同乗者がどう感じるかは知る由もなくww)


そうそう、前回の投稿で書いたクーラント漏れ(疑い)ですが。
加圧テストの結果、特にどこにも異常なしでした。
あれから色々と情報収集したのですが、BMWあるあるな夏場の高温(特に今年は異常に暑かった…)による蒸発で減ったものと思われます。

先にも書きましたが、FTPとインタークーラー大型化による冷却効果でエンジンルーム内もこれまでよりは涼しくなるため、そのリスクは減りそうですし、減ったとて水分が蒸発しただけで成分は残っているわけだから、水を足せばそれでいいかなと。


吸気まわりで一通りのことが済んだので、エアフィルタのリフレッシュもついでにやりました。

また、エンジンオイルも交換し(もちろんエレメントも)、燃料添加剤も投与してみましたが、ログを残そうとボードを見てみたら、7万kmまでもうカウントダウン状態。

もう10年は乗れそうですので、どんどん距離を伸ばしてやろうかな♪
いずれ倅に譲るまで※、大事にメンテしながら乗り続けてやろうと思います。
 ※ 酔った勢いで約束しちゃいましたw まあ、「譲ってくれたら好きな車に乗っていいよ、それまでは絶対これ(F30dM)から降りないでね!」、って言われちゃいましたので、まあしょうがないですよね。。


んでは!





2 件のコメント :

  1. お久しぶりです 激熱の夏は無事乗り切れたでしょうか
    コロナの影響で会社倒産からの転職でやっと落ち着いてパソコン開きました。

    修正前のタッチペンのひどさと相変わらずの奥様に笑わせて頂きました笑
    自分のも不具合というか燃費が落ちてきてるのと前より回転数が引っ張り気味の違和感やら出てきましたね
    今月車検なので乗り換えも検討してましたがとりあえず車検はとって乗ろうと決断しました。
    同タイミングで乗り換えましょうね笑

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    1. お久しぶりでございましたm(_ _)m
      ヘッドカバーから漏れたオイルをエキマニで焦がしつつも、激熱な夏と秋を乗り切って今に至っとります(あ、もう冬かw)

      あらあら、、大変でしたね。でも次の職が早々に見つかってよかったです。

      タッチペンをここで蒸し返して頂く当たり、さすがのmyu様ですな。なんだかうちの素敵な妻と同じ匂いがしますw

      そうですね、同じタイミングで乗り換えましょう!ちなみにこちらは倅に譲る予定ですので、早ければ6年後、場合によっては10年後くらいになるかもですので、ぜひそれまでメンテしてお乗りいただければとm(_ _)m
      N47は手を入れると復活しますので、末永く楽しんでいきたいですね!

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