あれだけ気合を入れて出したはずのアウディA4が、あれれな結果に。。
クルマってやっぱり基本性能が大事だと思うんですよ。
で、基本性能ってフルブレーキやダブルレーンチェンジ、ウェット旋回ブレーキのような限界域でこそ差が出るもの、と思っています。
まして欧州車で、プレミアムでありながらスポーティーさも求められるDセグメント・セダンですから。
そういう観点からすると、A4のこれ(特にダブルレーンチェンジとウェット旋回ブレーキ)はないわ~って感じがします。
FWDとRWDの違いがあるとみる向きもありますが、実際こういうシーンでFWDだから危険回避できないのはしょうがないって理屈になるわけもなく。
また、これがAWD(クワトロ)であっても、たぶん大差はないと思います。
ウェット旋回ブレーキなんか、トラクションかけていませんし。
重量配分がよくなることでいくらかマシになる可能性がある一方、重量増による負の影響もあるでしょうしね。
で、特に何が言いたいかというと。
これ、私も感じたんですよ、B9のA4がデビューした当初の試乗時に。
https://b8a4avtof30320dmspo.blogspot.jp/2016/02/a4b9-20tfsi-quattro-sport-8wcyrf-s-line.html
リンク先の【ハンドリング】の項を見ていただくとわかると思いますが、中速域でクイックというかラフにハンドルを切った時の挙動に違和感がありました。
なんか素直じゃないっていうか、曲げさせられている感というか。
鼻先がスッと入らないのに、鼻先が入った後はリアがぐわっといっぺんに持ってこられるっていうか。
で、今回のダブルレーンチェンジの動画を見て(というか清水さんの評価を聞いて)、ああやっぱりなって感じました。
まあ、清水さんのようなプロの方の評価と私ごときなんかの感想を一緒にするのも、畏敬の念ありありで大変恐縮なんですが。。
そう感じたのが、素直な気持ちです。
それにしても、どうしたんでしょうね~?
アウディ。
というか、A4。
デザイン面でもこうやってジャガーXEと並べて見てみると、その車高と年齢層の高さっぷりが目立ちますよね。
なんか若々しさが減って、日本車セダン的雰囲気が出ている気がします。。
まあ、素モデルだからってのもあるんですが。
で、走行性能に話を戻しますけど。
とても、Audi Sport なんて謳えたもんじゃないように思えるんですよね。
こんなに基本性能で劣化したら、スポーツも何もあったもんじゃないと思うんですが。
まして、一番の基幹モデルであり激戦区のDセグメントですし、先代モデルより値上げしてこれじゃあ目も当てられないように感じます。
いくら先進運転支援システムが充実しても、基本性能を劣化させてたら何にもなりませんって。
その反面、ジャガーXEは素晴らしいですね。
たぶんこれよりもCクラスの方がDSTでいい感じだったように記憶していますが、初参戦するDセグメントでこれだけ奮闘すれば、大したものかと。
ダブルレーンチェンジのそれはイギリス車らしい猫足が裏目に出たようですが、それでも十分な結果じゃないでしょうか。
何より、妥当な価格設定に好感が持てます。
基本性能を担保しつつこのカッコいいデザイン、もう少し色々と余裕があれば本気でこれに乗りかえたいところだったのですが。
残念ながら今回はジャガーに乗れませんでしたが、いつか乗れる日を夢見て頑張りたいものです。
もちろん、その間に基本性能がさらに向上してくれることを願うばかりですが。
そんなわけで、自分の中ですっかりジャガー株が上がったよってお話でした。
んでは!
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