2015-05-30

【実行編】オイル過消費対策 とにかく薬漬けでやってみた ~リングイーズ、NUTEC NC-900RCR、エンジンシャンプー~

以前書いた、オイル超過消費(300~400km/L)はオイルリング辺りから起こっているのではないか?なネタ。

O/H(というか対策ピストンへの交換)まで覚悟しかけましたが、現状でやれるだけのことはやってみようというわけで、薬漬けな対策を実行してみました。

そんなこんなで、なんやかんや効率よくやろうと考えた時に、以下の手順がいいかなって思い直しました。

(以前の記事から訂正ありますが、メンドくて更新していませんし今後もする予定なしですw)
  1. バーダル リングイーズを添加して500~1,000km走行
  2. NUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーで直接燃焼室からクリーニング(整備工場にて)
  3. 0w-20のやわらかい全合成オイル(適当なもの)にカストロール エンジンシャンプーでフラッシングする
  4. 0w-40(502承認タイプ)の全合成オイルバーダル リングイーズを添加して3,000~4,000km走行

このヒントを与えてくれたのは、お二方のコメント。

当初、2.のメニューは無かったのですが、私が懸念していた油膜切れによるドライスタートや残液によるウォーターハンマーについて、NUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーは心配なさそうだったので、こちらも急遽メニューに組み込んだ次第です。
ちなみにその理由は、ドライスタートについてはNUTEC NC-900RCR カーボンリムーバー自体に保護剤が混入されていてガジらない様になっていること、ウォーターハンマーについては整備工場の設備で吸引すれば残液はほぼ無くなるはずと踏んだこと、なわけです。
そもそも、NUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーはプロが施工しますし、プラグホールから燃焼室を直接洗浄するために開発されたものなので、その点でも間違いないわけです。

そんなこんなでお二方様、どうもありがとうございましたm(_ _)m


さて、そんなメニューの実行記録ですが。

まずは、「1. バーダル リングイーズを添加して500~1,000km走行」です。
こちらは5月10日(88,219km)時点で1回目投入。

これの狙いは、オイルラインを巡らせることによって、酷い汚れを予め弱らせておくことです。
洗濯物で汚れが酷い場合、漬け置き洗いすると思いますが、その漬け置きみたいなイメージですね。

ちなみに、これを入れてからなぜか燃費が急に良くなりました。
その理由は不明ですが、おそらく、摺動部なんかで抵抗になっていたスラッジが溶けてフリクションロスが減ったとか、そんな感じかと思っています。

そして、300km走った辺りから感じたのが、とにかくオイルが重たく感じること。
もともと、エンジンオイルは10w-50を入れていたところにバーダル リングイーズを添加したのですが、ここにスラッジが溶けたものが混ざっていけば、当然の如く粘度は増すわけで。
余談ですが、本来3,000~5,000kmで効いてくる遅行性の添加剤で数百キロ程度の走行でエンジンがスムーズになったとかアイドリングが静かになったというレビューをよく見かけますが、これはおそらく、スラッジが溶けて粘度が増したことによる感覚の差に思います。
特に元々がやわらかいオイルだと、固くなることによってエンジンフィールがシャキッとしたと勘違いしやすいと思うんですよね。

ちなみに、そんな状態だったものの、オイル消費率は変わらずでした。


続いて、「2. NUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーで直接燃焼室からクリーニング(整備工場にて)」です。

こちらは、5月29日88,888kmで施工。
狙ってませんよ、偶然です(笑)
縁起がいいのか悪いのか、ちょっと分かりませんけどw

で、このNUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーですが。
先ほども書きましたが、燃焼室に直接入れて燃焼室からピストン周りにかけて固着した汚れを直接剥ぎ取るべく開発されたものです。
そして、これをDIYでやる自信がなかったのですが、たまたま自宅から数キロの距離にNUTECのプロショップがあってこれも施工可能とのことだったので、やってもらっちゃいました。

十分に暖気した状態(でも熱過ぎは気化しちゃうのでほどほど)で、プラグホールから直接注入します。
ムース上の泡がジュワッとなる時点で既に茶色くなっていて、その汚れの凄まじさを物語っています(画像無くてすみません)。
本来、充填して5分置いて、再充填して30~60分置いて吸い取って完了(要するに充填は2回)なんですが、あまりにも汚れが凄まじく、3回充填してから吸い取ってもらいました。

で、その時に取れた汚れがこれ・・・。
まっくろくろすけです。
社長さんも、ここまで酷いのは初めてと驚かれていました(笑)
通常の酷い汚れ方であれば飴色程度の汚れらしいので、常軌を逸した汚れ方と言えるようですw

なのでもう一回、同じようにNUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーを2回充填して漬け置き後に吸い取ってもらい、プラグを付けてレーシング。
もわっと出たのは、NUTEC NC-900RCR カーボンリムーバーの残液が燃えた証。
ついでに、カーボンも一緒に吹っ飛ぶようです。

このとき、エンジンのかかりは悪かったのですが、少しアクセルを煽ったら素直にかかりました。
おそらく、工場の大きいコンプレッサーで吸引して残液が極めて少なかったからなんでしょう。


そうそう。
この工程においては、プラグを当然外すんですが、外してビックリこんな状態。
ほぼ死に掛けてますorz
しかも、在庫もないし近所の黄帽や自動後退、ホームセンターでもくまなく適合品が売ってないし。。

これ、オイルが上がって燃えている、動かぬ証拠らしく(灰色の物質はオイル or スラッジが燃えてカルシウム化したものらしい)。
オマケに、チョイ乗りが多いせいのカーボン(黒い物質)もビッシリと付いてますし。

というわけで、慌ててヤフオクで調達。
今は熱価7番のデンソーVK22ですが、街乗り主体であることから1番下げてデンソーVK20Yにしようかと。
こちらは届き次第の交換なので、応急処置で電極付近の付着物を可能な限り落としておいてもらいました。



で、その次は自宅に帰ってきてからの「3. フラッシング」と「4. 新油でまたリングイーズ」をサクッと行います。
施工は同日(5月29日)、88,904kmとなります。

フラッシングは、自動後退で安売りしていた適当なシャバシャバオイルに、カストロール エンジンシャンプーを入れてやってみました。
オイルをここまでやわらかくしたのは、流動性を上げて各部へのまわりを良くするため。

そんなやわらかオイルのせいか、すぐにこの油温に。

そして抜き取りますが。。
10分程度のアイドリングで、この汚れ。
リングイーズNC-900RCRで剥がされた汚れを、ドバッとげろった感じですね。

それでもまあ、その前に抜いたオイル(リングイーズ入れて約700km走行したオイル)よか、マシでしたが。
左がリングイーズ入れて約700km走行したオイル、右がフラッシングで抜いたオイルです。
元々の粘度の違いもありますが、左のものは尋常でないドロドロっぷりと色合いでした。

で、最後の仕上げ。
今回はCastrol EDGE 0w-40 (502適合)にしてみました。
リングイーズは全体量の8~13%にする必要があるのですが、4L缶一つに対して1本(473ml)でちょうどいい含有率になります(約10.57%)。
遅行性なので、この後3,000~4,000km走行して本当の完了ですね。

オイルを少しやわらかくしたのは、これもある意味でフラッシング(遅行性ですが)なのでそこそこやわらかめがいいものの、数ヶ月にわたって使用することからそれに耐えうる粘度が必要といった、その折衷的(落とし所)な部分でちょうどいいのがコレだったってことです。
おまけに、承認タイプ(502規格)ですしね。

ちなみに、このフラッシングからオイル交換、合計で1時間で終わらせました。
慣れたもんです(笑)


あ、これも入れるんだった@ガソリン
NUTECのガソリン添加剤、NC-221R
成分が謎で臭いもヤバく、しかもシンプルすぎる容器で怪しさ満点ですがw
これがなんと、公式サイトにも載っていない裏メニューらしいです。

これで吹っ飛ばないカーボンはないというくらい、強力なものらしく。
ちなみに、ディーゼルも使えるんだとか。


さて、オイル超過消費(300~400km/L)は直るのでしょうか?
2,000km/Lとか3,000km/Lとか贅沢言わないんで、せめて1,000km/L程度には治まって欲しいところです。

ちょっと走って試したいところだったんですが、先述のスパークプラグの件であまり走れないもどかしさ。
早くプラグ届かないかな~。


んでは!





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