ちょっとまた思うところや新たな発見があったので、ネタにしてみます。
※ 時間がない方は、こちらからまとめに飛べます。でも後でもいいので、ちゃんと読んでもらえると嬉しいです♪
以前の記事でも書きましたが、よほど極端なちょい乗り専用機でもない限り、煤(Soot mass)はさほど気にする必要はない一方、灰(Ash mass)はDPF再生でも除去できない※ことから、結局のところDPFの寿命は灰(Ash mass)によって来るのかなと。
※後述しますが、G系はできるらしい?
で、久々に Carly for BMW にてDPFを計測してみました。
以前は以下のような画面でしか確認できなかったと思うのですが、
Live Data なるもので "Calculated remaining capacity of the particle filter (km)" を選ぶと、DPFの残り寿命を距離で表示してくれます。
これによれば、あと184,000kmは行けるようです。
現状の乗り方ですと、もう25年ほどといったところですが、一説によればN47エンジンの場合には走行16~22万km辺りで寿命を迎えるんだとか。
とは言え、あくまで「DPFの寿命」をあらわしたものに過ぎず、灰(Ash mass)が詰まってきて排気の抜けが落ちてくれば出力ダウンやアクセルレスポンスの悪化にもつながり、駆け抜ける喜びが駆け抜けられないストレスになってしまう気が。。
そんなわけで、国内外の情報を調べてみましたが、灰(Ash mass)の堆積量50gが一つの目安になろうかなと。(適当な暫定値ですが、一応、海外の掲示板とかも見つつ考えてみました。でもやっぱ適当ですw)
実はDPFのデータは不定期ながら取っていて、その推移からすると、マイF30dMについては現状の乗り方が続く場合には、あと14年・10万kmくらいが灰(Ash mass)の堆積量50gに達する頃合いかなと。
まあ、その前からアクセルに対してストレスを感じるようになるかもしれませんが。。
もしそうなったらどうするか?
ってことで、DPFを外して洗えないかな~って思ったところ、さすが世界は広い!
海外のBIMMERさんで、実践していらっしゃる方がいらっしゃいました!
(E90も出てきますが、同じN47エンジンなので構造はほぼ同じかと。)
やっぱり水洗いに限りますねww
まあ、物理的な取り外し・取り付けだけでなく、コンピューターのリセット作業などもあるようなので、ISTA+などが必要のようですが。。
これなら、40~50万円と言われるDPF交換費用を浮かせられますので、プロショップさんに10万円くらいでお願いしてもいいくらいかも。(やってくれるかは未知数ですが。)
でもさすがにDIYは遠慮しておきますw ※真似される方は自己責任で!
そうそう。
DPFクリーニングと言えばケミカル系が大勢の現状ですが、やっぱりやらない方がいいみたいですね。
こちらの情報によれば、BMW AG社から『化学洗浄剤はDPFの洗浄に適していない。残留した洗浄剤がカーボンに変質してDPFの機能障害(DPF再生不可)に繋がる可能性がある。』との見解が示されている模様。
やっぱり私の見解は正しかったようです。(←ただ神経質なだけだったじゃんww …って笑っといてくださいw)
ちなみに、その記事を読み進めていくと、ちょっと不思議なことが。。
中の人が乗っていらっしゃるのが X3 M40d (G01) なのですが、 BIMMER LINK でのDPF状況についてDPF再生前後で載せてあったところ、灰(Ash mass)も減ってるんですよね~ (3.48g → 0.43g)
どゆこと??って思ったのですが、もしかしたらG系は灰(Ash mass)も有効に除去できるDPF再生になっているのかもしれません。
そんなわけで、本日のまとめです。
- DPF寿命は Carly for BMW や BIMMER LINK で確認可能。(ちなみにマイF30dMは残り18.4万km・25年程度。)
- 灰(Ash mass)が堆積してくると出力やアクセルレスポンスが落ちると思われ、そのストレスの限度を50gと仮定した場合には、マイF30dMはあと10万km・14年程度。
- DPFを取り外して水洗いしているBIMMERがいた!真似される方は自己責任でw
- ケミカル系のDPFクリーニングはやっぱりよくなかった!
- G系は灰(Ash mass)もDPF再生で除去できるっぽい。
そんなわけで、(書き忘れていましたがw)マイF30dMの所有期間はというと、せいぜいあと10万km・14年といったところですかね。
下の子がいま10歳なので、順調にいけば大学出るのが12年後と考えると、まあちょうどいいかと。
もっとも、これからクリーンディーゼルでDPFの灰詰りが増えてきたら、外して水洗いクリーニングをやるところが増えてきて、その頃にはクリーニング費用もこなれてくるかもしれませんが。
クルマ自体は気に入っていて長く乗りたいので、そういう選択肢が増えたらいいな♪
と言いながら、DPF以上に問題なのが、物欲というか乗換欲を抑えられるかですが・・・w
ま、どちらもそうなった時に考えることにしますかww
んでは!
こんにちは
返信削除いつも楽しく拝見させていただいています
勉強になりました
灰に関しては普通に乗っている分には15万kmくらいは問題ないということですかね笑
あまり気にせず発生しにくい乗り方だけ心がけようかと思っています
クリーニングをやろうと思っていたお金が浮いたので
なにか車に良いものをと探していたら
金属製のオイルフィルターが出てきました
これまたクリーニングと同じで賛否半々といった感じでしたが
どうなんでしょう笑
おはようございます。いつもありがとうございます!
削除乗り方にもよるのでしょうが、LL04オイルを使って余計な添加剤を入れなければ、15万km辺りが一応の目安かなと。私の場合は、片道3kmの通勤とたまに遠出って感じなのですが、エンジンを回すのはしっかり暖気してからを心がけるようにしています。(たまにそうじゃないときもありますがw)
金属製のオイルフィルター?調べたところパーマネントフィルターとも呼ぶようですが、そんなのもあるんですね。まあ、、私は遠慮しておきます。。w
お疲れ様です
削除そうなりますよね笑
結構昔からあるみたいですよね 一般的にならないのには理由がありますもんね
なにかおもしろそうなのありましたら教えてくださいね笑
初コメになります。
返信削除私は現在CX-5(KE)のディーゼルに乗っております。
初期モデルのため、様々な不具合を体験してきました(笑
ワコーズのDPFクリーナーを試してみたりしてきましたが、今一つの印象です。
DPFの再生距離が短くなってきた場合は、私も最後の手段はDPF丸ごと洗浄と思っています。
ただ、DMC-3Eというエンジン洗浄剤が、効果も体感でき使用している方が多いです。
コメントありがとうございます。
削除CX-5、B8 A4avを降りるときに検討しましたが、仰る通り不具合にビビって見送った経緯にあります。特にEGRに溜まった煤?灰?の画像がショッキングで今でも覚えていますね。
BMWの場合は、BMW AG社からケミカル系のクリーニングは使うべきではないとされているので、何であれ使わない方がいいですね。そういったお手軽アイテムで灰も除去できるのであればそれに越したことはないのでしょうけど、灰ってそういうのが難しいので、効果があるとしたら煤に対してかなと。でも、BMW AG社が言う通り、洗浄剤が変質してカーボン化して焼き付いたりしたら、それこそ水洗いでも取れなさそうですよね。
ケミカル系のクリーニングを出しているメーカーは、効果や利点ばかりでなく、そのような点にも言及してほしいです。もしくは、それに対する不安を払拭するようなデータ(短期だけでなく中長期的なものも)を示して頂きたいですね。