2017-02-02

遂に日本に上陸しちゃった待望のメルセデスベンツC200 4MATIC RHD(W205/S205) ~ドイツ御三家DセグメントAWD(4WD)モデルで最もお買い得に思える件~

「思考は現実化する。」
たまに聞くじゃないですか。

しかし、これはあまり聞きませんよね。
『妄想は現実化する。』

まさか、C200 4MATIC (RHD)がこんなに早く日本に陸揚げされると思ってもみませんでした。
そして何より、私が過去の記事で予想した日本に入れるとしたらこの価格!にかなりニアっており、もはや妄想が現実化したと断言してもいいくらいでしょう。

そんなこんなの、C200 4MATIC (RHD)。
さっそくコンフィギュレーションしてみました。


まずは、セダン(W205)から。
こちら、無償カラー(ポーラーホワイト)+AMGラインに、レーダーセーフティパッケージとベーシックパッケージを付けたものです。
おそらく、最も在庫(枠)が多そうなやつですね(笑)
その額、税込620万円!!
お買い得だな~。


続いて、ステーションワゴン(S205)です。
こちらはSportsグレードですので、セダンのAMGライン&ベーシックパッケージに相当するものに加え、ヘッドアップディスプレイも付いている仕様です。
付けたオプションは今回からOPになったレーダーセーフティ―パッケージのみ、カラーはセダンと同じく無償のポーラーホワイトです。
で、その額、税込654万円!!
はっきり言って、超お得感のあるプライスタグです。(この辺のお得感の根拠は後述します。)


セダン(W205)もワゴン(S205)も、C200のRWD(FR)モデルから26万円アップという超良心的な価格設定ですね。
しかも、私が過去の記事で予想した日本に入れるとしたらこの価格!よりも、概ね50万円も安くなっていますので、本国価格から見てもかなり頑張ったことが伺えます。
MBJの企業努力、素晴らしいですね!

そしてびっくりしたのがC200と同様に、セダンではAMGラインで、ステーションワゴンではSportsで、それぞれAIR MATIC(エアサスペンション)が装備される点。
4MATICでエアサスなら、もう異常気象のドカ雪で除雪が間に合わないような究極シチュエーションでもなんとかなっちゃいそうです。

そうそう。
4MATICとなったということで、燃費性能がどうかって気になると思うんですけど。
JC08モード燃費を見る限り、意外に悪くなっていませんでした。
具体的には、セダン(W205)が13.9km/Lで、ワゴン(S205)が13.7km/Lと、それぞれRWD(FR)のC200(セダンもワゴンも14.2km/L)と比べて0.3~0.5km/L悪化した程度ですし。
ちなみに、そんな燃費性能への影響が大きい車両重量は、RWD(FR)のC200から30kg増えただけとなっています。


さてさて、先述の通り価格的なお得感がある、C200 4MATIC。
その根拠ですが、ドイツ車DセグメントAWDの雄と言えば、アウディA4のクワトロモデル。

同じような仕様でコンフィギュレーションしてみました。
(装備内容を同じくするため、ステーションワゴンで比較します。)

仕様的には、C200 4MATIC ステーションワゴン(S205)でコンフィギュレーションした内容に近づけるべく、ボディカラー無償でSライン仕様、セーフティパッケージにヘッドアップディスプレイを付けてみました。

で、その価格たるや驚愕の744万円!!
C200 4MATIC Sports ステーションワゴン(S205)との価格差は、実に90万円となります。。
値引きして売るつもりかもしれませんが、そうするともうリセール市場がだだ崩れになりますし、元々リセールの強いメルセデスが有利なのは言うまでもなく。

スペックも燃費も、A4アバント 2.0TFSI quattroの方がC200 4MATICよりも上ですが、その分を見込んでやっても、ちょっとこれはないよな~って価格差です。
アウディのインフレ戦略、図らずもメルセデスの売り上げ増に貢献する形になりそうですね。


ついでに、BMW 3シリーズツーリング(F31) 320i xDriveも比較してみましょうか。
現在の320i xDriveはドライビングアシスタント系の装備(ACCやレーンデパーチャーウォーニング)が標準でしたので、パーキングサポートパッケージとヘッドアップディスプレイを付けました。
で、Mスポーツで無償カラーのアルピンホワイトといった仕様です。

そんなこんなの価格は、632万円
価格的には、320i xDriveが最もお買い得ですね。

しかしながら、自動ブレーキが歩行者に完全対応していなかったり(警告音のみ)、ACCのステアリング介入や側方からの衝突を自動回避する機能といった、安全・快適装備面ではC200 4MATIC Sportsに劣るわけで。
その価格差22万円は一見妥当っぽく思えますけど、安全性や快適性の点から考えると22万円の価格差はむしろ小さいというか、C200 4MATICのお得感が目立つと言えますよね。


そんなわけで、Cクラスの全輪駆動(AWD, 4WD)モデルとしてデビューしたC200 4MATIC。
価格戦略も奏功して、雪国ではかなりの台数が出そうに思います。

そんな私もぐ~らぐら。

まあでも、F30dMで後輪駆動(RWD, FR)の楽しさを知ってしまったし、田舎住まいですから30代半ばでメルセデスもちょっと周囲の目がアレなので、次なる楽しみにでも取っておきます。
(・・・と、必死で自分に言い聞かせるw)


んでは!