2014-06-06

目指せダスキン!? エアコンクリーニング DIYなやり方 ~自分で内部のカビも臭いもゴッソリ取ってさらにそれを長期間持続させる方法~

※後半、汚い画像が続きます。お食事中の方やカビを見たくない方は、後半はスルーしてください。※

もう直ぐ夏ですが、夏と言えばエアコンを使う方がほとんどかと思います。
昔は贅沢品といわれていたエアコンも、真夏日・熱帯夜の増加や住宅の高気密化などによって、今や必需品となったとも言えます。

ですが、このエアコン、実はカビの堆積場になるってご存知でしたでしょうか。
特にこの画像の赤い部分、ここはまさにカビが発生しやすい上に掃除しにくいところです。

アルミフィン部分は市販のエアコン洗浄スプレーで何とかなるのですが、それ以外の部分、特にファンの部分はお掃除が面倒すぎます。
また、エアコン洗浄スプレーは乾くと糊のような役目を果たして埃を呼びやすくなる上に、そもそもが化学物質系であまり健康に良いとはいえません。

そこで思いつくのが、ダスキンやらおそうじ本舗やらに頼むと言うことなんですが、1台2万円ほどかかる上に、完全分解でピッカピカにするわけではなく、あくまで壁掛けの状態で行うのみです。
壁掛けの状態で行うなら、別にプロじゃなくてもできそうだぞって思ってしまったわけです(笑)

ってなわけで、自分で実践してみた記録を紹介しましょう。



まず、道具を一式揃えてみました。
噴霧器
 ・きれいっ粉(過炭酸ナトリウム漂白剤)
 ・壁掛け用エアコン洗浄カバー
 ・カテキン粉(飲料用)
 ・バケツ
 ・マスカークロス
 ・養生テープ

しめて1万円くらい。


最初に用意した噴霧器は「蓄圧式」といって、手動でポンピングしてタンクに圧を蓄えるタイプなのですが、使い始めたらご覧のとおりホースが破けました。。

なので、噴霧器は「電池式」がおススメです。
ポンピングもなく、断然楽です(笑)


続いて実践へ。

まず、エアコンの電源を抜き、カバーを外します。
大抵、正面の下側に化粧カバーに隠れて2箇所ほどビスで留まっているだけです。

カバーを外すとご覧のような電気系統ガッツリの箇所がありますので、ここに水がかからないようにマスカークロスで養生します。

エアコン洗浄カバーはゴムでかけるのみですので、背面に回った水を完全にシャットアウトできません。
なので、エアコン下端の中間部分当たりに水切りのためのマスカークロスを貼っておきます。こちらは長いと邪魔になるので、20cm程度の適当な長さに切っておくと良いでしょう。

その後、エアコンカバーをかけます。
その際、先ほど水切り用に施工したマスカークロスを内側に入れます。
このときはエアコンカバーを先にかけてから水切り用マスカークロスを貼ったのですが、施工性が悪かったので先に水切り用マスカークロスを貼っておくと楽です。

これで下準備完了。
ことのほか水がそこら中にまわりますので、エアコン直下やバケツの回りは新聞紙を敷いておき、雑巾を多めに用意しておくと良いでしょう。
また、壁面も汚れることがあるので、こちらにもマスカークロスを貼っておくとよいかもしれません。


続いて、薬剤液となるきれいっ粉(過炭酸ナトリウム)の準備です。
過炭酸ナトリウムは50~60℃で発泡しながらカビを剥ぎ取る性質があります。これを吹き付けて、手の届かない部分のカビを発泡力で漂白してしまうのです。

これをたっぷり2L用意します。

んで、吹き付けます。
まずはアルミフィン部分。

続いて、内部のファン部分。
手でファンを回転させながら、満遍なく吹き付けます。
なお、この作業中は噴霧口が上になってしまうので、どうしても肘くらいまで汚れます。

噴霧器でたっぷり吹きかけたら、10分くらい放置プレーします。

その後、すすぎのために水を噴霧器で何回か吹きかけます。目安は、ファン部分のカビが落ちてこなくなるまでです。
汚れが酷くなければ2Lを1回で十分ですが、酷い場合には2Lで3回くらいすすぐことになります。


仕上げは、カテキン粉を混ぜた水を吹きかけます。使う理由はもちろん、抗菌コートのためです。
銀イオンと迷ったのですが、部屋中に拡散される事を考えると飲料用の方が安心なので、カテキンにしました。

んで、完了。

そしたら、チョットだけエアコンを動かします。
これをやるのは、ファン部分についた水滴をカバーがあるうちに飛ばすためです。


外したカバーにもカビが。。。
もちろん洗ってから、元に戻します。

んで、最終仕上げとして暖房強めで1時間ほど運転し、エアコン内部を乾かして完了です。



これをやろうと決心したのは、毎年エアコンを使い始めると、家族全員咳が止まらなくなるからです。
つまり、子ども達どころか大人も咳が止まらなくなり、場合によっては喘息(子どもは気管支炎、大人は咳喘息)を発症します。また、免疫が低下するせいか、風邪も引きやすくなります。

これをやるまでは騙し騙し手の届くところのカビをやっつけてきて、その都度若干の改善はあったのですが、昨夏くらいから誤魔化しが聞かないレベルになってきていたのです。
そしてこれを施工した夏、家族の誰もエアコンで咳をすることなく、極めて快適に過ごせたのでした。

・・・もし夏のエアコンで咳が止まらなくなったり、体調を崩しやすくなったら、エアコンのカビを疑ってみることも必要ですよ。。。



ここから先、閲覧注意!汚い画像が多いです。。。




どれほどの効果があったか、施工前や施工後の写真、さらには排出されたカビの画像で確認してみます。

施工前のファン。カビだらけ。。

施工中。きれいっ粉の1回目終了後、エアコン下端で茶色っぽく見える水滴はすべてカビの色です。。

カビが止め処なく出てきました。。。

最低な画像でスミマセン(滝汗)
一番酷かったリビングのエアコンです。たった一台でこのカビの量。。。

施工後、ピッカピカになったファンの写真。
気分いいです♪

アルミフィンもピッカピカ♪
エアコン洗浄スプレーの残党もキレイに落とせた模様です。


こちらのDIYも自己責任で(笑)

んでは!