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2020-11-07

Dell Inspiron13 5370 キーボード交換 ~パームレスト一体型でもプラリペアでなんとかしちゃいました~

前の記事で、強制ネット断食となった私。
そんな暇つぶしに、以前一度トライして諦めた愛機Dell inspiron13 5370のキーボード交換にチャレンジしようと思いつき、やってみてそれなりにうまくいったのでネタにします。


きっかけは、右側のシフトキーが効かなくなってしまったこと。
pythonのコードを書いたりファイルネームをつける際にアンダースコア "_" を頻繁に使うのですが、その際、この右シフトで出すのが癖になっていました。
が、いつ頃からか感度が悪くなり、徐々に効かなくなり。。

で、どうせ交換するのなら、バックライト付きのものがいいなと。
そんなこんなで、ヤフオクで出ていたのをこっそり調達しておきましたw


というわけで、さっそく実行します。

サービスマニュアルを確認しながらバラしていきます。
このサービスマニュアルがよくできているので、わざわざ写真を載せるまでもないのですが、せっかく撮ったので載せさせて頂きますw

まず、裏蓋を取ります。


バッテリーコネクタを抜きます。


電源ボタンを5秒程度押して、完全放電します。


バッテリーのねじ(4か所)を外して、バッテリーを取り外します。


メモリを外します(左右とも)。


ワイヤレスカード(ねじ1か所・コネクタ2か所)、SSD(ねじ1か所)、ファン(ねじ2か所・コネクタ1か所)を外します。

ボタン電池は外しません!
1回目にトライしたとき、てっきり外すもんだと思って外したら、復旧の際にえらい苦労しました。
BIOSの設定値が変わってしまい、Windows10の起動にBitLockerが発動してしまって、その復旧が結構大変でした。

こんな感じで。
まあ、BIOSの設定値をきちんと控えておけばなんてことなかったんでしょうけど、ボタン電池が付いたままでもマザーボードは外せますので、そのままにしておいた方がいいです。
指紋認証なんかも絡んでそうですしね。


タッチパッドを外します。
ブラケットねじが3か所ありますが、なめやすいので要注意です。(私は1本なめてしまい、マイナスドライバー専用になりました。)
コネクタはラッチを上にあげて引き抜くタイプです。

本体を止めているねじは4本ですが、それらを外す前にテープ(銀色)を外しておきます。


スピーカーを外しますが、ねじ等はなくすべてクリップに留めてありますので(4か所)、ぐりぐりっと持ち上げて外します。


ヒートシンク(ねじ4か所)を外します。
CPUが出てきますので、グリスを塗り直したければここでやるのも手ですね。
ずぼらな私はやってませんw


左側のディスプレイの金具を外して(ねじ2か所)、画像のような状態にしてから、電源ポートを取り外します。
金具を持ち上げるには、ディスプレイを開くのが正当なやり方ですが、私は力づくでグッと上げましたw(非推奨)
電源ポートは、コネクタを1か所外せば、あとはプラスチックに嵌っているだけですので、ちょっと角度をつけて持ち上げれば外せます。


反対側の金具も同じように外して(ねじ2か所)、先ほどと同様に持ち上げておきます。


ディスプレイのコネクタを外します。
これでディスプレイが本体から外れ、つまり2枚おろしになります。


I/Oボードとマザーボードをつなぐコネクタ(大きい方)と、I/Oボードと指紋認証リーダー内臓電源ボタンをつなぐコネクタ(小さい方…IOって書いてあるやつ)を外します。
これでももしかしたら、コネクタはそのままつなげておいた方がよいのかもしれません。(指紋認証リーダー内臓電源ボタンを外すときに、コネクタに応力がかからないようにかなり気を使いそうですが。。)
これを取ったせいで指紋認証登録ができなくなり、復旧にえらい苦労しましたので。(別記事で書く予定。)


I/Oボードは、ねじ2か所外せばすぐに取れます。


指紋認証リーダー内臓電源ボタンは、ねじ2か所で止まっています。
ちなみにこのねじもなめやすいです。
ご多聞に漏れず、ここの1本もマイナスドライバー専用にしちまいました。。


この基盤も外しますが。。
改めてサービスマニュアルを読んだら、これと指紋認証リーダー内臓電源ボタンとのコネクタは付けたままの状態で取り外すみたいですね。。
もしかしたら、指紋認証でハマってしまったのは、これがため??


さて、ここまで来て、ようやくマザーボードです。
USBタイプCの金具(ねじ2か所)を外し、キーボードのコネクタも外したら、ねじ6か所を外せば、取り外せます。

こうなります↓


さ~てさて。
ここからが難易度少し高め&忍耐力が必要な作業です。

キーボードとパームレスとは一体型となっていますが、留めているのはプラスチックリベットです。
この頭と溶融させて広げて、アルミ製?の金具でキーボードを押さえています。
なので、このプラスチックリベットをもいで復旧してあげれば、キーボードの交換も可能です。

言うは易く行うは難し。
実は、1回目にここまで辿り着いたとき、復旧できる自信がなくて元に戻しています。

ですが、こちらのサイトを見つけたら、やれそうな気がしてきたので真似させてもらいましたm(_ _)m

プラリペアって、これのことですね。
リベットの頭のカットは、こんな道具でいいかな?

ざっと40~50か所はあるリベットの頭と、コツコツ取っていきます。


エントリーニッパーで取っていきます。


うまく取れないのは、細めのマイナスドライバーで笠の部分を起こしてあげるといいです。
マイナスドライバーでザクっとこのままもぎ取るのも、場所によってはありなやり方です。


取り終えました。


頑張った証拠ですw


この後、キーボードを取り替えます。
キーボードの配線を出すのを忘れずに。(私はやらかしてしまい、1回やり直してます。つまり短時間で2回も経験ww)


続いては、いよいよプラリペアによる復元。
ニードル法というのを使います。


こんな感じになりました。
う~~ん、へたくそww

見てくれはさておき、注意点です。
こちら、キーボードが沈み込んだ状態で仕上がらないよう、プラリペアを垂らしてから固まるまで(約4~5分)、上から押さえつけておきます。
外側からやると真ん中にしわ寄せが来ますので、内側から外側に施していきます。
あと、なかなかきついにおいが出るので、換気をよくしてやった方がいいですね。


というわけで、無事キーボード取り付け完了。


念願の、キーボードバックライトのコネクタをつなぎました!
これでBIOSの設定を変えればすぐ光る・・・と思いきや。


BIOSに設定項目がない??
System Configuration -> Keyboard Illumination って、前あったんだけどなー?
というか、少し前ですがそれを発見したから、どうせならバックライト付にしようと思ったのに。。

で、ググると、どうもBIOSアップデートで消えてしまったらしいです。
海外のDELLの掲示板で書かれていたのですが、かなり多数の方が「私も」「俺も」みたいに書き込んでいました。

ということで、キーボードバックライトの有効化は、BIOSが対応するまでお預け~
・・・くらいで終われば、まだよかったのですが。

実は、この後に指紋認証しようとしたら、設定 -> サインインオプション -> Windows Hello 指紋認証に「Windows Hello指紋認証と互換性のある指紋スキャナが見つかりません」との表示が出まして。
ドライバはきちんと当たっていましたので、解決に時間がかかるパターンですねw

実はこれ、1回経験済みで、その時は Win+R -> gpedit.msc から生体認証の設定を変えたらすぐに直ったのですが、今回はそれが通用せず。
Windows10を初期化しても直らず。。
かなり詰みました。

一応何とかできたんですけど、もうだいぶ長くなったので別記事にて書くことにします。


あ、これ真似される方は自己責任でお願いしますね。

んでは!






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