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2020-02-23

ディーゼルエンジン出火問題で排気ガス再循環装置(EGRモジュール)交換待ちの自衛策 ~ボンネット開けて30秒で済む自主点検であれを確認しましょう。~

近くて遠い韓国から端を発した、BMWディーゼルエンジンの出火問題
当初、韓国だけの問題かなと高を括っていましたが、どうやらそうでもなく。


リンクを見てもらうとわかりますが、ドイツでも出火する事象が報告されております。
また、昨日いただいたコメントによれば、日本でも出火一歩手前な事象が起きており、もはや他人事感がなくなってきている※このディーゼルエンジン出火問題。
※こんなマニアックなブログを見てコメントいただくくらいの方なので、まず間違いなくきちんとした整備を行い、また、粗悪な燃料を入れたりしていない方と勝手に推定。
 

その原因ですが、以前も書いた通り、排気ガス再循環装置ことEGRモジュールの排気ガス冷却装置の耐久性が不十分なため、冷却水(クーラント液)が漏れるものがあり、その漏れた冷却水(クーラント液)と排気ガス中の煤とが混和してEGRモジュールの内部に堆積、これが高温になったものがインテークマニホールドに流入して付着し、インテークマニホールドが溶損するといったもの。
そうなると、最悪、火災の恐れがあるとされています。

したがって、リコールはこの根本原因たる「EGRモジュールの交換」と相成ったわけですが。

このEGRモジュールの交換、プログラムの書き換えなどと違い、EGRモジュールを物理的に製造しなければならないわけで、その順番待ちの方も多いことと思います。(私もその1人で、1年半ほどお預け状態。)
しかも、現状のEGRモジュール内部のチェックをディーラーでしてもらってから、既にかなりの時間が経過されている方も多いのではないでしょうか。(私は半年以上経過しています。)

そうこうしている間に、このようなよろしくない情報があちこちから来ると、不安になりますよね。

でも、大丈夫です。
実は、意外と簡単な自衛策があったりします。


と、本題に行く前に。
先ほど書いた、ディーゼルエンジン出火問題の原因を整理してみましょう。

  1. EGRモジュールの排気ガス冷却装置の耐久性が不十分で、冷却水(クーラント液)が漏れる。
  2. 漏れた冷却水(クーラント液)と排気ガス中の煤が混和して、EGRモジュールの内部に堆積する。
  3. EGRモジュール内部に堆積した混和物が、高温になってインテークマニホールドに流入する。
  4. 高温になった混和物がインテークマニホールドを溶損する。
  5. 最悪の場合、出火に至る可能性あり。

ま、大体こんな感じですね。
こうやって見ると、電気ケーブルなどの不具合(不適切な配線処理で局所的に極端な負荷がかかる等)による火災などと違って、いくつかのステップがありますので、まあ平和な方かなと。
つまり、このなるべく早い段階で気付くことができれば、緊急を要するか否か判断できます。

もうすでにネタバレ的な感じで太字にしてありますが、要するに漏れた冷却水(クーラント液)が混和物の主剤になるわけですから、冷却水(クーラント液)が減りだしたら要注意ってことです。
つまり、ステージ1で気付けるわけなんですよね。

実際、昨日いただいたコメントでも「数ヶ月で二度ほど」冷却水(クーラント液)を足し、また、「1リットル以上減っていた」とされていますので、ほんの少し漏れて混和物が少々できた程度では、ステージ5まで至らないように思えます。
(注:あくまで私見です。)

そんなわけで、ディーゼルエンジン出火問題で排気ガス再循環装置(EGRモジュール)交換待ちの自衛策は、冷却水(クーラント液)の減りを確認することにつきます。
これなら、ボンネット開けて30秒でできますので、誰でもできちゃう自衛策かと。

なにもEGRモジュール内部の点検までしなくても、その予兆は冷却水(クーラント液)の減少にあるわけですから、クーラントリザーブタンクでその量を確認すれば、私のような素人でも簡易チェックは可能ということです。
ただし、あくまでも簡易チェックであり、別の原因で冷却水(クーラント液)が減少している可能性もある点に留意が必要です。


というわけで、さっそく私も確認してみました!
F3xの320dの場合、クーラントリザーブタンクはこちらにあります。
MAXを1mmほど超えている気がするのは、ご愛嬌ということでw
とりあえず、減っていなくてよかったです。

と、そんなところで。
こんなん届きました。

なんつータイミングw
早速ディーラーさんに連絡を取りましたら、なんと今週の金曜日に入庫決定!

これまた、なんつータイミングww
だってちょうどその日は、確定申告やら免許更新やらで、休暇取っていましたから。

そんなこんなで図ったかのような、リコールのお知らせ。
そして、代車はまさかの2回目なX2。(前回の代車で酷評したのを見られたかな 汗)

まあ休みなんで、引き取り時はちょっと早めにお邪魔して、G20でも試乗させてもらおうかと目論見中です。


といったところで。
ディーゼルエンジン出火問題で排気ガス再循環装置(EGRモジュール)交換待ちだったため、自衛策としてボンネット開けて30秒で済む自主点検で冷却水(クーラント液)の量を確認したら、思いがけずリコールのお知らせが来てもうすぐ交換してもらえるよって記事でした。

あ。
もしこの記事をご覧になって、クーラントリザーブタンクを確認し、冷却水(クーラント液)が減っていたら、早めに(人によっては ”再度”)ディーラーでEGRモジュールの点検をしてもらった方がいいですよ。


んでは!





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