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2018-11-10

気の早い次期Cクラス(W206)ミュールモデル始動 ~それだけDセグが激戦区ってこと?~

競合ひしめく、プレミアムDセグメント市場。
その中でも先日FMCしたばかりのBMW 3シリーズと双璧をなすメルセデスベンツ Cクラスが、いよいよ次期型に向けて始動した模様です。

現行型(W205)がFLしたばかりでの次期型(W206)の開発着手は少し気が早いように思いますが、それについて少し考察してみたいと思います。





各メディア、一斉に報じておりますが。

冒頭書いた通り、少し気が早いでもしなくもない次期型(W206)の開発着手。
なんてったって、現行型(W205)がFLしばかりですし。

そうは言っても、Dセグの市場変化からするとこれくらいのタイミングで開発に着手する必要があるのかもしれません。

というのも、少し前まで、プレミアムDセグメント市場はCクラスと3シリーズの寡占状態だったのが、中国でAudiが台頭して以降A4が喰い込んできており、そこにジャガーXEやアルファロメオ・ジュリアなどが加わってきました。
また、Dセグメントというスポーティーさを求められる立ち位置でありながらも、安全面も機能面もさらなる先進性・高度化を求められるようにもなってきました。
さらに、ボディは大型化して少し前のEセグの大きさにまでなってきており、それに伴ってコンフォートやラグジュアリー志向も強まってきています。

それでありながら、価格帯や販売台数からするとボリュームゾーン的に外すことのできないセグメントであるとも言えます。
さらに言えば、Cセグ以下のFFコンパクトクラス群からEセグ以上のFRプレミアムクラス群への移行に重要な意味をも持っているのが、このDセグメントでもあり。

また、SUV全盛期とはいえブームがいずれ沈静化したときに、揺り戻しでベーシックなモデルへの回帰ってことは十二分にあり得ます。
そうしたときに先述の通り、このDセグメントというのは非常に重要な意味を持つ位置づけにあるわけです。

そんなわけで、最も開発に力を入れる必要があるセグメントであり、それゆえ王者メルセデスといえどもうかうかしていられず、W206もこのタイミングでミュールカーを走らせるほどの状態にまで開発に着手していると言えるのでしょう。


BMW 3シリーズのFMCにも見て取れるように、本当にDセグメントは今や激戦区になっています。
追いつけ追い越せな感じで、Dセグフリークとしてはうれしい限りです。

そんなわけで、続報に期待しましょう。


んでは!





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