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2018-11-17

築10年あるあるな混合水栓からの漏れを修理 ~お風呂の壁付ツーハンドルと台所のシングルレバーと~

10年・・・。
月日が経つのは早いもので、新築で購入したこの家に居住してからそんな歳月が経ちました。
10年と言えばいよいよ住宅ローン控除が終了し、年末調整で戻ってくるお金も減り、師走の楽しみが減る今日この頃。

そんな折、事件が起きました。
ちょっとずつシングルレバー混合水栓から漏れている、この水。
いや、正しくは数カ月前から気付いていたのですが。

最近になって、台所だけでなくお風呂まで漏れ始め。。
お風呂の方は壁付ツーハンドル混合水栓なんですが、水・お湯・切り替えのいずれかのしめ方が少しでも悪いと、一晩で桶に満杯になるくらいだったりします。

この原因は、単に水栓内にあるパーツが劣化するためで、そのパーツは「カートリッジ」と呼ばれるもの。
このカートリッジ、実は10年程度が寿命とされており、まともな水栓メーカーであればメンテ用にカートリッジを用意してくれています。
しかもその交換は、道具さえあって多少の器用さがあればこなせるレベルなんですよね。

そんなわけで、私も挑戦してみたのでまとめてみようと思います。


【事前準備編】
まず、水道とお湯の元を止めます。

水道はメーターの手前に大抵コックがありますので、それを配管に対して垂直になるようにします。

続いてお湯の方ですが、我が家はオール電化なので電気温水器になります。

こちらもコックを配管に対して垂直にくいっとしてやれば、お湯が止まります。


【お風呂編】
お風呂の水栓は、MYMの「壁付ツーハンドル混合水栓」というもので、FMC351シリーズとなります。
ちなみにMYM自体は既になく、KVKというメーカーが事業譲渡によりきちんとアフターパーツを継承してくれています。

必要なパーツは、以下の通りです。

実はこの材料の手配で、やらかしてしまいました。。
だって、情報が少なくてよく分からなかったんだもん(イイワケ
まあその辺も後述しますが、その材料が来たらやり直す必要があるので、まだ完全体ではないのが玉に瑕です。。

・・・と。
前置きが長くなりましたが、そろそろ取り掛かりましょう。

まず、ここを精密ドライバーか何かでこじって開けます。

以下、反対側(水の方)も同時並行で同様の作業をしています。

プラスドライバーで緩めて、ネジを外します。

ベゼルをカパッと外します。

17mmのスパナで緩めて外します。

で、間違えたのはこれ。
左右とも同じパーツかと思って2つ同じものを用意したら、実はお湯用と水用で異なっていたという。。
左右対称なので同じわけがないのですが、どういうわけか発注時点で気付けず。。

使って使えないこともないのですが、ハンドルの動きがあべこべになって絶対に家族から不評を買うので、お湯用を再調達しておきました。
届き次第、お湯の方は再施工します。

なので今回は、水の方だけ交換しておきました。
戻し方は逆の順序でやるのみですが、最後のハンドルを付けるときに注意が必要です。
カートリッジを全閉めか全開にした状態で、それに見合うハンドル位置にセットしてから付けないといけません。
でないと、適正な位置にハンドルが来なくてややこしいことになります。
それさえ気を付ければ、戻しも至って簡単です。


続いて、シャワーとカランの切替用カートリッジになります。

こちらもトップのカバーを外したら、マイナスドライバーでネジを外します。

21mmのスパナで外せます。

リングを移植しますが、この時点では、新しいカートリッジのネジにほんの軽めにかけておきます。

ここで、新しいカートリッジをセットしますが、調整が必要になります。
というのも、このねじ込み深さによって、切替ハンドルの回転する量(角度)が調整できるようになっています。

ですので、21mmのスパナである程度ねじ込んだら、切替ハンドルをあてがって回転する量(角度)がある程度適正になるようにします。

切替ハンドルの回転する量(角度)が概ね定まったら、仮当てした切替ハンドルを外し、リングで微調整します。
手持ちのスパナが最大23mmまでしかなかったのですが、適合するスパナ(30mmくらい?)があればそれでも十分回せます。

以上が、お風呂編でした。



【台所編】
台所の水栓は、ミズタニバルブの「シングルレバー湯水混合水栓(シャワ)」というもので、MKZ620シリーズとなります。

実は台所の水栓は一般的にシンク下に水栓があってそこでも止められるのですが、我が家は水側でアルカリイオン整水器用の分岐水洗を仕込んであり(もちろんこれもその昔DIYで付けました)、その調整が面倒だった&どうせお風呂もやるしって感じで準備編のように元から止めた次第です。

というわけで、まずは必要な材料から。

これのみで済むので、正直言ってお風呂よりはるかに楽です。

というわけで、取り掛かります。
まずはこちらを爪か何かでこじって外します。

六角レンチを緩めて、イモネジを外します。

レバーハンドルをスポンと抜いて外します。

モンキーや適合するスパナがあればそれで、緩めて取り外します。

もし供回りしてしまうようなら、こちらがあると便利のようです。

私は全く不要で、供回りすることなくあっさりと回ってくれました。

あとはカートリッジを入れ替えて、元に戻すだけです。

以上が、台所編でした。



そんなわけで、これらの水栓はもう10年大丈夫ということになります(笑)
そんな10年もあっという間なんだろうな~。

・・・と。
光陰矢の如しな感じで終わります。

あ、真似される方は自己責任でお願い致します。


んでは!





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