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2018-09-01

韓国炎上を受けて日本でもBMWクリーンディーゼルモデルがリコール届出&不具合対策 ~マイF30dMももろ該当。日本の軽油なら問題なさそうだけどせっかくだから換えてもらいましょう。~


最近、会社でよく言われるのが、
「燃えてない!?」
的な言葉。

あーあのことねって腹の中で思いつつ、
「燃えまくってますよ~!仕事に。」
なんて、社畜感丸出しな返しをしているわけですがw

やっぱり来ましたね~、BMWディーゼルモデルのリコール。
で、私のやつも該当しておりました。
(リコールに該当するかの検索はこちらからどうぞ)


内容を転載しますね。


届出番号外-2714
届出日2018/08/31
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、排気ガス冷却装置の耐久性が不十分であるため、冷却水が漏れるものがある。 そのため、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損すると、エンジン出力が低下するとともに、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置の内容全車両、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、不具合のあるものは対策品と交換する。なお、点検の結果、不具合のない車両についても、使用者に対して注意喚起するとともに、対策品の準備ができた段階で再度連絡し、対策品に交換する。
車名型式通称名リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の
範囲及び製作期間
リコール
対象車の台数
備考
BMWLDA-3D20BMW 320dWBA3D32020F286069 ~ WBA3D32060F429217
平成24年6月26日 ~ 平成26年2月26日
353 
WBA3D36070NP07316 ~ WBA3D36020NP07319
平成24年7月27日 ~ 平成24年7月31日
4 
WBA3D36070NP69752 ~ WBA3D36010NP78785
平成24年8月2日 ~ 平成25年9月20日
5,415 
WBA3D36090NS39010 ~ WBA3D36010NS48865
平成25年9月20日 ~ 平成27年3月9日
5,650 
WBA3D36020NT08099 ~ WBA3D36090NT68266
平成27年1月22日 ~ 平成27年6月30日
1,027 
WBA3K32020F193512 ~ WBA3K32000F795499
平成24年6月22日 ~ 平成26年7月8日
6,193 
WBA3K32030KX31500 ~ WBA3K32090KX31999
平成26年7月8日 ~ 平成26年7月22日
359 
WBA3K32040K402000 ~ WBA3K32000K474750
平成26年7月22日 ~ 平成27年4月28日
1,781 
LDA-8C20WBA8C52000K723921 ~ WBA8C52040K724618
平成28年2月29日 ~ 平成28年3月30日
305 
WBA8C56020NT33458
平成28年3月10日
1 
WBA8C56010NU23703 ~ WBA8C56010NU26214
平成28年4月4日 ~ 平成28年10月7日
1,212 
WBA8H92080K763303 ~ WBA8H920X0K815773
平成28年4月7日 ~ 平成28年8月16日
897 
LDA-FW20BMW 523dWBAFW12030C848252 ~ WBAFW12050C849998
平成24年7月9日 ~ 平成24年8月28日
436 
WBAFW12030DY96201 ~ WBAFW12090DY98194
平成24年8月28日 ~ 平成24年10月23日
474 
WBAFW120X0D162705 ~ WBAFW12000D339875
平成24年10月23日 ~ 平成25年6月21日
307 
WBA5C32030D197313 ~ WBA5C32040D912471
平成25年6月29日 ~ 平成27年5月5日
2,410 
LDA-MX20BMW 523d
ツーリング
WBAMX12030DV96212 ~ WBAMX12020DV96881
平成24年7月10日 ~ 平成24年8月22日
249 
WBAMX12020DZ70308 ~ WBAMX12000DZ71795
平成24年8月24日 ~ 平成25年2月5日
325 
WBAMX12040D280723 ~ WBAMX12090D382745
平成25年2月7日 ~ 平成25年6月25日
227 
WBA5J32060D200002 ~ WBA5J32040D718139
平成25年6月13日 ~ 平成27年5月13日
1,334 
LDA-WY20BMW X3
xDrive 20d
WBAWY32050L686596 ~ WBAWY32050L699851
平成24年7月19日 ~ 平成27年6月25日
2,987 
WBAWY320300C65805 ~ WBAWY320100C72798
平成25年3月23日 ~ 平成25年11月25日
1,521 
WBAWY320900H06000 ~ WBAWY320100H08985
平成25年11月25日 ~ 平成26年2月20日
977 
WBAWY320700K37101 ~ WBAWY320600K40409
平成26年2月20日 ~ 平成27年6月25日
1,716 
LDA-WY20BMW X5
xDrive 35d
WBAKS420400C48811 ~ WBAKS420200C49794
平成25年7月18日 ~ 平成25年9月12日
161 
WBAKS420500G60008 ~ WBAKS420300G63988
平成25年9月12日 ~ 平成26年1月21日
342 
WBAKS420200J40510 ~ WBAKS420800J54346
平成26年1月22日 ~ 平成27年6月19日
1,406 
LDA-KS30SWBAKS420X00C48862 ~ WBAKS420600C49796
平成25年7月23日 ~ 平成25年9月12日
91 
WBAKS420000G60000 ~ WBAKS420600G63967
平成25年9月12日 ~ 平成26年1月20日
117 
WBAKS420700J40504 ~ WBAKS420400J54389
平成26年1月22日 ~ 平成27年6月22日
439 

【注意事項】リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれています。


とまあ、こんな感じですが。

そもそも韓国のそれって、何が『本当の』原因なんでしょうね?
なぜ韓国で多発して、他の国ではしていないのか??

巷で言われている、韓国で流通する軽油の質・・・の前に。
気になったのが、この一節。

インテークマニホールドが溶損すると、エンジン出力が低下するとともに、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

これ、つまりインマニが溶損しても、すぐに出火するわけじゃないってことですよね?
エンジン出力が低下して警告灯も出ているのに、それを無視してよほど無理させると火災になることもあるって感じなのでしょう。

つまり、出火の前に気づくことが出来るはずです。
そう考えると、乗り手にも問題があると言わざるを得ませんね。

もっとも、個人的にはやはり韓国で流通する軽油の質というか、精製などに問題があると思います。
そうでなれければ、韓国でばかり多発している理由を見つけるのが難し過ぎですから。


翻って、欧州や日本では発生していないのに、なぜリコールに踏み切ったのか。

これは単純に、顧客の心理面に配慮してのことでしょう。
一応、プレミアムブランドの名声もあるでしょうしね。

欧州のそれはどうか分かりませんが、日本の軽油精製品質は世界でもトップクラス(のはず)です。
というのも、サルファフリーを世界に先駆けていち早く行ったのは、我が日本ですし。

また、以前は日本でも問題になっていた不正軽油に代表されるように、実際、ディーゼルエンジンは灯油や重油を混ぜたりしても走れることは走れるわけで。
もちろん性状や成分が違うことから、思わぬ不具合が生じ得るわけで、例えばそれが出火の原因になったとて何ら不思議ではないと考えています。

話しを戻しますが、日本の場合は石油元売りが国内での強力な実権を握りつつもその力を正しい方向に使ってくれていることや、税務当局との連携(強烈な要請ともいうw)の甲斐あって、不正軽油の流通もかなり少なくなっているようです。
そもそも、大手のガソリンスタンドで給油していれば、それほど心配がないというのが実情でしょう。

このように、軽油の質に問題がない日本では、韓国と同列で心配する必要はそもそもないと考えています。
したがって、今回の日本のリコールはあくまで顧客心理に配慮した「安心対応」としての側面がほとんどであり、欧州においても同様かなと考えています。

そんなわけで、私は近々ディーラーで車検を出す(※)ので、その時に一緒にやってもらえればラッキーかな~くらいの感覚です。
※ ユーザー車検に挑戦しようとしたのですが、業務多忙につき見送りました。マイディーラーの車検は高くなさそうですし。


それにしても韓国は、これだけ騒いでいるのですから、自国の流通している軽油の質についてもきちんとした調査を実施し、速やかに報告すべきですね。


んでは!





4 件のコメント :

  1. 私のF11 523dですが、信号待ちをしている時にエンジンルーム付近から煙が発生しました。
    他の車かなと思っていたらエアコン吹き出し口から焦げ臭い匂い
    怪しいと思い、車を停車してボンネットを開けるもどこから煙が出たのかもわからず
    その後も普通に走しれたのですが、偶然BMWのサービスの近くで起こったので、そのままサービスにいれました。警告ランプはついていなかったのですが、BMWに入庫後にエンジンの警告ランプが点灯しました。
    リコールは韓国の燃料のせいとばかり思ってたので、リコール修理はまだしていませんでしたが
    この数ヶ月、冷却水の減りが早く、数ヶ月で二度ほど足していました。
    しかも1リットル以上減っていたので少し不安でしたが、ディラーからの結果として
    やはりリコール対象箇所の不具合で冷却水が漏れ、不具合が発生して煙が出たと言っていました。
    気が付かずに乗っていたら火が出ていたかもと思いゾッとしています。

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    1. 貴重な情報ありがとうございます。
      ドイツなどでも燃えた車があるようなので、燃料性状だけが原因じゃないようですね。(ただし、頻度や発生確率を考えたときに、何らかの相関性はあるようには未だに思えますが。)
      リコールの内容にもある通り、冷却水が一つの観察ポイントだと思いますし、コメントいただいた内容からしても、冷却水が現実に減り始めたら即入庫した方がいいってことですね。大変ためになる情報をありがとうございます。
      ただ、国内で言えばこうやってリコール対応をきちんとしてくれていますし、主たる原因は特定できているので、個人的にはあまり心配していません。冷却水も今のところ減ってないようですし、ちょうど今週末リコール入れるところなんですよね。
      いずれにしても、早くリコール対応をすべて終えてもらって、安全に、かつ安心して乗れるようにしていただきたいですね。

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    2. サービスに入庫した際にはリコールの件と焦げ臭い匂いは無関係と言っていましたが、翌日に撤回してリコールの箇所だと言われました。その他、エンジン警告灯はDPFなどにカーボンが付着しているせいといわれ、除去の為10万円がかかると言われました。エンジン警告灯はサービスに入れるまでは点灯していなかったので明らかにリコール部分からの影響だと思っています。
      無駄にお金をとられ無いように気をつけてください。

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    3. 再びありがとうございます。
      大変申し訳ございませんが、そのディーラーのサービスマンは資質が低いとしか言いようがなく、ご記載頂いた内容に思わず閉口してしまいました。
      確かに国内で事例が極めて少ないとはいえ、「冷却水が減って」「ボンネットから煙が上がり」「焦げ臭いにおいがした」の諸条件がそろっているのであれば、EGRモジュールの不具合を疑うしかないと思うのですが。見事に正常性バイアスが働いており、手厳しく言えばプロ失格レベルの危機意識の欠如だと思います。そこは食い下がって正解でしたね。
      もう一点、個人的にびっくりしたのが、DPFに付着したカーボン(おそらく煤のことを指していると思いますが、「Soot mass」が正しいです。ってか「煤」でいいじゃんって思いますが。。)は、わざわざクリーニングしなくても大丈夫なはずです。もしその除去すべき物質がが灰(Ash mass)なら納得しますけど、カーボンと言っている時点で分かっていませんね。また、仮にこれをテスター等を当ててDPF内の Soot mass 及び Ash mass の質量データを確認せずに言っているとしたら、個人的にはもう救いようがないレベルかと。
      もしこのDPFに関する細かい情報をお知りになりたければ、『※追記あり※ 灰と煤と私 〜Carly for BMWのデータと不具合事例から考えるDPFとの付き合い方~』からご確認ください。そのサービスマンがいかに無知か、よくわかると思います。
      (リンクは貼れませんが、URLはこちら⇒https://b8a4avtof30320dmspo.blogspot.com/2018/06/carly-for-bmwdpf.html

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