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2017-07-25

BMW、ディーゼル排ガス不正報道を真っ向否定 ~VWディーゼルゲートの時と同じ対応、今回も大丈夫か?そして320dは白か?~

またしても世間を揺るがす、ドイツ製ディーゼル車両の排ガス不正疑惑。
2年前にA級戦犯VW・アウディがやってくれてからちょいちょい色々ありましたが、今回は戦後最大のカルテルまで疑われたことで大騒ぎになっています。

で、ここにBMWの名前も入ってしまっていますが。
個人的にBMWは、白である可能性が高いと踏んでいます。



お断りしておきますが、私はBMWの熱烈なファンでも何でもありません。
オーナーっちゃあオーナーですが、自分の中の条件を満たすメーカー&モデルがたまたまBMW 320dだったというだけです。
なので、BMWに対して特段の贔屓はありません。


そんな前提で書きますが、まずもって今回のカルテル&ディーゼル疑惑の報道の後、BMWは公式に声明を出しています。
【ディーゼル報道に関するBMWグループの声明】 ・BMWグループは断固として非難を否定 ・BMW独自の技術は実路走行での排出ガスを確実に低減 ミュンヘン発: BMWグループは、現在の報道を見て、最近の主張に関する自らの立場を明確に...
Beste Derさんの投稿 2017年7月24日


これ、2年前のVWディーゼルゲートの事件の直後と全く同じ流れです。
あの時もすぐにBMWは、疑惑を真っ向から否定する声明を公式に出しました。
さらに言えば、そのタイミングでX3のディーゼルモデルがEPAに不正を疑われたもののテスト結果は白で、VW・アウディのみならずメルセデスや他メーカーがその後もちょくちょく疑われる中、BMWだけは疑われずにこれまできたと記憶しています。

この2年の間、完全に白でこれたのは偶然や運だけじゃ無理だと思うんですよね。
これだけ世界的にディーゼルに対しての世論が厳しくなった中で、白いものもグレーに疑われる中で、運や偶然だけじゃいなせないと思うんですよ。

というわけで今回の件、私としては、BMWは黒じゃないような気がしています。



ところで、全体で見るとやっぱりディーゼルに対する風当たりは相当強まっているみたいですね@欧州

こちらにあるPDFファイルのレポートを見ると、もはやどのメーカーであってもクリーンディーゼルって存在しないんじゃないかってくらいのレベルです。
もちろん日本発クリーンディーゼルの雄マツダだって同じで、そのレポートを見る限りでは完全にクリーンとは言えないディーゼルに見えました。
このレポート、まだしっかり翻訳できていませんので、翻訳出来たらまた何かネタにするかもしれません。)

このようにディーゼルに対する世論が厳しくなっていることから、BMWは今回、Euro5のディーゼルモデルを対象にソフトウェアのアップデートを行うとしました。
Euro5の対象車両は2009年9月から2014年8月までに新モデルとしてリリースしたものとなりますが、当時から見れば、ディーゼルの排ガス浄化技術は相当進歩しているんでしょう。
ソフトウェアのアップデートのみ(おそらく燃焼関係の制御かな?)で、NOxを低減できるとは、素晴らしいですね。



そこで気になるのが、我が愛車F30dMことBMW 320dがその対象になるんじゃないかってところですが。
(新モデル発売時が2012~13年ですので、欧州の規制では2014年8月までのEuro5適用モデルとなるはず。)

これが素晴らしいことに、Euro5じゃないんですよ。
実は、Euro6に適合しているんです。

つまり、ディーゼルに対する世論が優しい時代にもかかわらずBMWは、企業努力で環境基準を先取り適合させていたんですよ。
この意味って、大きいと思いませんか?

そんな点も踏まえると、私はBMWは白であり、今回の声明も嘘偽りはないものと信じることができるわけです。


そうそう。
WEB友でありBMW乗りでもあるevening skyさんの見解はどうかな~って思っていたら、早速アップされておりました。
こちら↓↓から、チェックしてみてください。
Beste Derさんの投稿 2017年7月24日



なお、文中に出てくるEuro5やらEuro6やらの用語は、Euro規制によるものです。
簡単に言うと排出ガスの有害物質量を段階的に削減すべく、新モデルとして出るものにかけられる排ガス規制です。

そんなEuro規制の詳細は以前まとめてありますので、よろしければ以下よりご覧ください。
Beste Derさんの投稿 2017年7月24日



【追記@2017/07/25 PM10:25】
よくよく考えたら、2009年以降に日本で販売した輸入車のディーゼルモデルはポスト新長期規制の適用を受け、このポスト新長期をクリアするには必然的にEuro6をクリアしている必要があるんでしたね。
BMWが初めてクリーンディーゼルを日本に正規輸入したのは2012年でしたので、日本で販売してきたBMWクリーンディーゼルモデルは、すべてEuro6に適合していることは間違いないです。
故に、BMWがサービスキャンペーン対応するEuro5モデルは、日本国内では無しということになります。


んでは!





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