すると、あるではないか!
しかも、ナンバー付き。
そんなこんなで、おろしたてほやほや試乗車にさっそく乗らせていただきました!
その乗り味や、いかに。
とはいうものの、まずは見た目とか装備とかから行っときますか。
【エクステリア】
これ、写真やWEBで見るより実物のほうが断然かっこいいです。まさに、アウディマジック。
正直写真だけだと、リアとかなんとなくマークなんちゃら的な何かを感じずにはいられなかったのですが、エッジが効いているせいなのか、スポーティーで精緻な雰囲気を醸成しています。
キリッ!ピシッ!シャキッ!!って感じです(笑)
まあ、見てくれがいいのはS-lineってのもあるんでしょうけど。
【インテリア】
まずは、運転席から。
運転席周りの体感的な広さは、B8と変わりないと思います。
というか、ほぼ同じ的な感じ。
なので、B8から乗り換えられる方は、運転席もキープコンセプトですね。
続いて、後部座席。
広くなったらしいんですが、ちょっとよくわかりませんでした。強いて言えば、レッグスペース(膝の前)に余裕がちょっとできたかな~ってくらい。
ヘッドルームについては、座った感じではB8のセダンと変わらない感じでした(実寸知らんけど)。
実はこの後、メルセデスベンツCクラスセダン(W205)に乗ったのですが、正直大差ないって感じでして。。
というか、CクラスはABペダルが奥まっていて運転席のシートが前寄りになるので、それも加味するとCクラスのほうが後部座席の居住性がいいように思ってしまいました。
ドア回りです。
上が運転席、下が後部座席になります。
プレートはともかく、スイッチ類がやはりプラスチッキー。
B8前期もそうでしたが、なんだかな~って感じです。。
700万円クラスなのに。
まあじきに、アルミが付いたものとかカーボン調のものがeBayなんかで出品されることでしょう。
最後に、ダッシュボード回り。
これは、すっごくいいです。
特にエアコンのこれは萌えました。
コンソールからダッシュボードにかけては、質感的に素晴らしいなと思えるのですが。
その分、ドア回りのチープさとの質感の格差が強まる結果になっているようです。。
【装備関係】
アウディバーチャルコックピットとインフォテインメントディスプレイのコラボ具合を確かめてみました。
やはり、別個独立して動かせるようで。個人的にはナビを別々のズームで使いたいですね。
つまり、ナビゲーションにおける広域(引いた地図)をインフォテインメントディスプレイに、狭域(寄った地図)をアウディバーチャルコックピットに表示させるなどの用途が使いやすいように思います。
ちなみに、このインパネ内の地図は通常のDIS(速度計とタコメーターの間にある液晶部分)でも出るようです。
これで十分に思えるのは私だけ??
というわけで、わざわざマトリクスLEDとパッケージングして抱き合わせ販売しているんでしょう。
ちなみにそんなマトリクスLEDは、近くにトンネル等が無くて試せませんでしたorz
こちら、新しくなった平らなシフトノブ。
やはり手首を乗せてMMIのジョグダイアル等を操作するのに使うため、この形状になったようです。
今回からパーキングにする方法がちょっと変わったのですが、対して違和感がなかったです。
まあ、Pってボタンを押せばいいだけですからね。
で、エンジンオフでこんな感じに。
いい演出ですね。本質ではありませんが、こういうのもちょいちょい大事です。
さあ、いよいよ本題です。
運転してみた感想を書いておきますね。
【総評】
一言でいうと、軽くなったな~って感じです。いい意味では軽快、悪い意味では重厚感が薄れたという気がします(@B8比)
まあ、B8も昔からアウディに乗っている人に言わせれば重厚感が薄れたと言われていましたが、そんなB8に乗っている私から見ても軽く感じました。
なんか、横置きエンジンのA3(8V)の延長線上にあるように思えなくもないくらいでした。
では、詳細を見ていきましょうか。
【加速】
これは、速いです。軽快さがプラスに働いている気がします。
でもこれも、軽快さが「軽さ」に繋がっているというか。
B8前期のような、重低音を響かせながら底からグググググッと来る力強い加速というよりは、A3(8V)とかTT(8S)みたいな感じに近づいたというか。
まあTT(8S)みたいな、変な演出がないだけいいんでしょうけどね。
ただし、ターボラグはB8よりも小さくなった気がします。
もっとも、限られた試乗シーンだけなんで本当のところどうなのかは謎ですが。
【ハンドリング】
これも軽快感がいいような悪いようなって感じです。コーナーで振るのはちょっと気が引けたので、中速域のレーンチェンジでちょっとラフに振ってみたんですが。
ハンドルが軽いせいか思ったよりハンドルが切れたものの、鼻先が遅れてグワッと入るというかその挙動がちょっと遅れ気味で、「うわっ!アンダーかも!!」って思ったところでリアが急にクッと付いてくるというか。。
結果としては狙ったようなラインに戻っているんですけど、そのトレースの過程は違和感を感じましたね。
自分のA4(B8、アバントですが)だったら、もっと前後輪の動きが踏ん張るようにグングンって感じで動きが分かって曲がりやすいよな~って思いつつ。。
すみません、ちょっとうまく言えないんですけど、B8基準で見ると何か変な動きに感じたんですよね。
もっとも、ハンドルというよりは足回り全体(リンク機構含め)とクワトロ(トルセンC式セルフロッキングセンターデファレンシャル)のセッティングによるものかもしれませんし。
また、B8との対比でみるからそう感じただけなのかもしれませんけどね。
低速ではハンドルがするする動くし、すっと曲がるしすごく楽なのは良かったです。
奥様が乗られるのにも好印象かと。
【Sトロニック】
すんごい滑らかでした。フルスロットルの際にギアが変わっているなっていう感じはしましたが、それ以外の街中での低速走行やバイパスでの中速域での加減速時での動きはいたってスムーズで、トルコンかってくらいの滑らかさを見せてくれました。
発進時や極低速域でも、もちろんスムーズでしたし。
こればっかりは、時代の進歩を感じましたね。
もっとも、私のA4(MY2010)から見れば6年以上も経っているので、当然っちゃあ当然かもしれませんけど。
【乗り心地・静粛性】
乗ったグレードがSportなので、スポーツサスペンション仕様になります。まだ慣らしが済んでいないせいか、低速ではピョコピョコ跳ねた印象がありました。
ただ、中速域からは快適です。
ドイツ車ならではのしっかり感、よく言われますが健在でした。
静粛性は、まあセダンなのでいいでしょって感じで、正直大差を感じないというか。
この後乗った、Cクラスの方が静粛性は上だったように思います。
まあ、それを言えば乗り心地も含めてCクラスの方が良かった気がしますけどね。
【ブレーキング】
カックンブレーキは解消された模様です。もっとも、カックンになるならなるなりの足の使い方があるんですけどね。
私は、ブレーキダストが嫌でマイA4を低ダストタイプに変えてあるわけですが。
(iSWEEP IS1500を付けています。フィーリングがよくて気に入っています。)
これと比べても自然なフィーリングでしたよ。
以前試乗したBMW3シリーズや、この後乗ったCクラスにやっと追いついたなって感じがします、これについては。
あとはブレーキダストの量がどれほどかってところですけどね。
【まとめ】
やっぱり個人的に気になるのは、その「軽さ」。これに尽きます。
A3(8V)の延長線上に思えてならない。
700万円クラスの車なのに。
そればっかりが頭をよぎりますね。
確かに運転支援システムは充実しているし、見た目はスポーティになったし、インテリアや装備類も垢抜けてきたし、燃費もいいし、一般的に見れば「いいクルマ」になったんでしょうけど。
なんか、そういう装飾的な部分に比重が移ったように見えてしまうんですよね。
B8前期のような、雑さの中にあるメカ臭さとか、底から湧き上がるような力強さを感じる加速とか、なにかそういう本質的な「クルマらしさ」が減ったように感じます。
まあ、B8乗りの懐古思考ゆえなのかもしれませんので、あくまでも参考の参考のさらに参考までということで。
ちなみに、この後Y店にCクラス(C180 アバンギャルド AMGライン)を乗りに行きましたが、そっちのほうが私は好み(笑)
これについては、また別記事にしたいと思います。
んでは!
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