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2014-12-10

【A4カスタム】B8アバント前期モデルをフェイスリフトテールに変える方法とか、リアカメラとかリアドライブレコーダーとか。

過去の悪戦苦闘な整備手帳、その中でももっとも骨折り損のくたびれもうけだった、FLテールへの換装をご紹介しましょう!
これ、ハッチとDピラーの内張りを剥がすことがメインですので、リアカメラやリア用ドライブレコーダーの配線隠蔽箇所の参考にもなります。

 【使用工具】
  ・トルクスドライバー(T20,T25)
   ※車載のトルクスドライバーではなく、L字になっている小さめのものがよいです。
  ・内張りはがし(できれば2本)
  ・ドライバー(+、-)
  ・ラヂオペンチ
  ・ニッパー or ハサミ or カッター
  ・ランタン or 懐中電灯
  ・軍手
  ・養生テープ


まずはテールランプを取っ払いますので、養生をしっかりしておきましょう。
(リアカメラ等の配線隠蔽のみだったらコレは不要。)

アウター側のVFLテール(FL前LEDテールの意、Vor FACELIFT・・・おドイツ語)を取るため、こちらのボルトを外します。
手で簡単に回せると思いますが、回らない場合は脇に見える穴にドライバーを突っ込んで回せばOKです。
反対も同じようにやります。
(リアカメラ等の配線隠蔽のみだったらコレは不要。)

アウトサイドの方で固定されていますので、矢印のように取ってください。
(リアカメラ等の配線隠蔽のみだったらコレは不要。)

続いてインナー側VFLテールを取ります。
カバーは手で取れます。インナー自体は赤い丸印のボルトを外せば取れます。ボルトを外すとプラスチックの部材が取れますので、無くさないようにご注意を(リアカメラ等の配線隠蔽のみだったらコレは不要)。
ついでなんで、後ほど剥がす内張りのトルクスネジも取っておきます。黄色い丸印がそれです。
反対も同じようにやります。

インナーのVFLテールを取ります。
こちらもアウトサイドが固定箇所です。ハッチの端に引っ掛けてあるような構造です。なので、矢印のように取ります。
(リアカメラ等の配線隠蔽のみだったらコレは不要。)

ハッチの内張りを剥がすため、三角表示板の収納箇所にアクセスします。
フタをパカッと開けて、トルクスネジを取ります。

一点注意があって、ある程度浮かせたらランプのコネクタを取っておいてください。
僕は忘れて力任せにやってしまったのですが、幸いコネクタが自然に外れてくれたのでダメージに至らずでした(汗)

赤丸がクリップの位置で、黄色丸がランプのコネクタです。
クリップはご覧の通りかなり数があり、しかも固いです!ドアの内張りも一回剥がしたことがありますが、それ以上の固さでした。

続いて、ハッチの窓枠部分の内張りを剥がします。赤丸のクリップの位置めがけて内張り剥がしを突っ込めば、比較的簡単に取れます。
これで、ハッチ側の作業はひとまず終了です。

続いて、Dピラーの内張りを剥がす段取りに入ります。

まずはコイツを取ります。
海外のブログでDIYでやった方のを見ていたら、こちらを素手で取ったら血まみれになったとありましたので、軍手をした方がよいです。

留まっているのは4箇所、トルクスネジです。

ご覧の通り、端は鋭利です。なので、軍手はしましょう。
また、ある程度はしなりますが金属ですので、折れが入るような力の入れ方はやめましょう。

続いて、こちらの3箇所のトルクスネジを取ります。
反対側も同様です。

こちらは力業。
内張り剥がしを突っ込んでエイッ!でOKです。たぶん。

続いてこちらのトルクスネジを取ります。
反対側も同様です。

画像にもありますが、Dピラーの内張りは完全に剥がさず、宙ぶらりんな状態にしておきます。
ハッチのヒンジ部分のカバーは手でパコッと取れます。
これで、ハッチからDピラーへのアクセスは完成。
リアカメラやリア用ドライブレコーダーの配線隠蔽部分の参考としては以上です。



VFLテールからFLテールに換装するためには、アウターからインナーへのウインカー電源を供給する配線を回す必要があります。
そのルートですが、一旦、外側に出してから室内に引き込む必要があり、それがバンパーサイドの裏側にあります。そのため、バンパーをゆるめて、そのルートと作業スペースを確保します。

まずは画像にある3ヶ所の赤丸のトルクスネジを外します。なかなかアクセスが難しいのですが、ホイールを外さなくても何とかできます。(※)
反対側も同様です。
※車載のトルクスドライバーでは不可。別途用意が必要です。

バンパーを留めているピンコッターを外します。手でも抜けますが、ラヂペンがあれば楽です。
反対側も同様です。

バンパーブラケット部分のボルトを外します。
室内側から取るのですが、すみません、いい画像なかったです。。。

赤丸がバンパーブラケットのボルトの位置だったと思います。
配線は黄色い丸印のところから引き込みますが、既存の配線の防水処理がしっかりされているので、その間に入れるのは無理でしょう。
なので、ニッパーかハサミかカッターで配線用の穴を作ります。完全に穴を開けると防水性がかなり損なわれますので、チョキッと切る程度がよいでしょう。
可能であればコーキングもやっておくとよいのでしょうが、そこまではしませんでした。
なお、コーキングされるのであれば、住宅建材用の「変性」シリコーン系がよいです。屋外使用における対候性・耐久性が違います。

左側も同様ですが、ご覧の通り作業スペースが狭いです。

こんな感じで引き込みます。

ウインカー用配線ルートは、画像の赤い線の通りです。
事前にギボシ端子等を仕込んでおくと楽かと思いきや、先の手順で引き込みがあるので、無い方が楽といえば楽かもしれません。でも、どのみち施工は出来る範囲です。

あとは既存配線との間に付属のアダプターを入れて配線するなり、ドングルでモジュールの書換えを行うなどして完成になります。
モジュールの書換えは、専用のドングルで必ず行って下さい。
VCDSコーディングでは不可です(前期モデルにない値を新たに書き込むらいいので)。
それを知らずにVCDSで値を書換えまくって、不動にしたのは何を隠そうこのわたしw

DIYは完全なる自己責任の世界です!

んでは!





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