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2017-12-15

BMW (&MINI) の電動化戦略に関わる資料から見える「駆け抜ける歓び」の未来

BMWが次なる戦略として考えている、電気自動車。
そのロードマップというか、電動化戦略に関わる重要資料が出回っています。



次世代(GEN4、2018~2020)では、ピュアEVを1台、PHEVを5台、新たに投入する予定です。
ピュアEVの1台はMINI、PHEVはi8ロードスターとMINIクロスオーバーの2台が判明しています。
その他のPHEVは、現時点では不明。

そしてさらに次の世代(GEN5、2020~2025)では、ピュアEVが11台、PHEVが8台、投入予定です。
ピュアEVは、X3(たぶんiX3)と4ドアクーペのBMW Nextが判明しています。

第4世代と第5世代で、ピュアEVとPHEVの構成比率が逆転してますね。
BMWの電動化への取り組みの本気度合いが分かる一方、現実的に妥当な戦略を考えているなという印象です。



ピュアEV用のバッテリー・モジュールは3種類ですね。

  • 30e(60kWh) 航続距離450km程度
  • 40e(90kWh) 航続距離550km程度
  • 50e(120kWh) 航続距離700km程度


「50e」はLセグメント限定のようなので、7シリーズ・8シリーズ・X7辺りがその対象となりそうですね。
いずれにせよ、これらの航続距離であれば必要十分に思います。

あとはまあ、実際には知らせた際の航続距離がどれほどかってことですが。
せめて7~8掛けくらいは、実現してほしいです。



チャージユニット(充電方法)や、電気モーターの出力なんかが載っています。

チャージユニットの欄は、ちょっとよく分かりません。
電気を受けるユニット(受電ユニット?)が左側の3種類で、右側の2種類(非接触方式とDCチャージング)は電気を入れる方法という見方なんでしょうか?

モーターはピュアEV用で4種類、以下の通りです。

  • エントリーモデル用
    • S・・・100kW/136PS相当
    • M・・・190kW/258PS相当
  • パフォーマンスモデル用
    • L・・・250kW/340PS相当
    • XL・・・300kW超/408PS超


PHEV用―P2-PHEV―はトランスミッションに内蔵される仕組みのもので、150kW以下(204PS以下)です。

バッテリーは、Xモデルとセダンモデルでは高さが異なるようです。
まあ、当たり前っちゃあ当たり前ですが・・・。



そして、ピュアEVのラインナップのヒントがここにあります。
売れ筋モデルが左側、ハイパフォーマンスモデルが右側に表示されています。

ピュアEVの売れ筋モデルは、以下の点が特徴です。
  • FWD(前輪駆動)用の電気モーターは、100kW(136PS相当)以上。
  • RWD(後輪駆動)用の電気モーターは、200kW(272PS相当)以上。
  • 航続距離は300km以上。
  • 0-100km加速は6~9秒(6秒以下の表記もあるけど)。
  • AWD(全輪駆動)はオプションで用意される。

ピュアEVのハイパフォーマンスモデルは、以下の点が特徴です。
  • FWD(前輪駆動)用の電気モーターは、200kW(272PS相当)以上。
  • RWD(後輪駆動)用の電気モーターは、200kW(272PS相当)以上が2基まで。
  • 航続距離は700kmまで。
  • 0-100km加速は3秒以下。
  • 後輪トルクベクタリングがオプションで用意される。

とまあ、こんな感じですが。
バッテリーや電気モーターの数値的な部分で、その前に出ていた資料との食い違いが若干見られますね。

売れ筋モデルのRWDには200kW以上のモーターと書かれていますが、そうなるとパフォーマンス用のL(250kW・・・340PS相当)になってしまいます。
売れ筋モデルなので、エントリー用であるM(190kW・・・258PS相当)辺りを載せるのが妥当かなと思うんですけどね。

それと航続距離に関する記述も、一番容量の少ないモジュールとなる「30e」の450km程度の表示とも一致しませんし。
まあその辺は、ご愛嬌と言うことで(笑)


きっとBMWのことだから、綿密な戦略で電動化シフトしていくんでしょうね。
もちろん、「駆け抜ける歓び」を失わずに。

そう考えると、2020年台後半まで頑張って現愛車であるF30dM乗り続けようかな?な~んて思います。
でも、6気筒も乗りたいしな~。。

妄想しながら、楽しく悩もうと思います♪


んでは!





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