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2015-03-31

【A4トラブル】ではありませんが。外気温低めで走行時、エンジン回転数が著しく低回転になる事象を考察してみる。

超私見的考察!
案外トラブルと勘違いする、寒い日にエンジンが低回転な状態でどんどんシフトアップする件について、考察考察~。

普通、A4(8KCDN)であれば平坦な道でシフトポジションが5速って言ったら、せいぜい50km/h前後なはずですが。
ご覧の通りになること、寒い日には必ずあるんです。

今シーズン観察して気付いたことがあるので、まとめておきますね~。
自信度数は、控えめに70%アンダーにしておきますw





この画像のように、下手すると50km/h程度で7速1,000rpmで巡航することもあり、当然吹け上がりも悪く、振動も出る場合があって快適とは言い難いんですが。。。


たぶんですが、外気温と水温・油温で回転数を制御するマッピングが組まれているように思います。
これはおそらく、ブローバイガス(未燃焼ガス)の発生を抑えるためかと。

ブローバイガスは、エンジンが暖まる前ほど出易いものです。
エンジン温度が上昇する前は、ピストンとシリンダー壁の隙間が大きい状態ですから、そうなるわけで。
一応、オイルセパレーターがあって、そこでオイルが抜かれた未燃焼ガスはエアインテークに戻るんですが、それにしてもクランクケースとかによい影響がないブローバイガスは、なるべく発生を抑えた方がよいわけで。

なので、エンジンがある程度暖まるまでは回転数を極力抑えるようにして、ブローバイガスの発生を抑制しているのかと。
回転数を抑えるということは、空気量と燃料噴射量を減らすってことでしょうから、ブローバイガスの元である混合気の量が減るってことでしょうし。


ですがこれ、エンジン始動直後はそこそこ回転数が上がるようになっています。
こちらはたぶん、ブローバイの発生よりもエンジンをなるべく早く暖める方を優先しているためかと思われます。
ちなみにこれは、エンジン始動直後のアイドリング回転数にも現れており、始動直後は1,100~1,200rpmなのが、1分程度すると700~800rpmに落ち着くことも、同じ理屈から設定されていると考えられます。



ということでまとめると、
  1. 外気温が10℃くらいを下回ると、起きる事象
  2. エンジン始動直後からある程度エンジンが暖まる(水温50℃くらい?、油温40℃くらい?)までは、正常な回転数で巡航・・・・・・《理由》エンジンを暖める方を優先
  3. 水温が50~75℃くらい?油温が40~70℃くらい?のときは低回転巡航になり、ほとんどのシーンで1,000~1,300rpmで巡航することになる(アクセル開度が過大な場合を除く)
  4. 水温が75℃くらい?油温が70℃くらい?を超えると、正常な回転数に戻る
な感じかと。

なので、4.の状態になると、こんな感じです。
水温はご覧の通り75℃をちょっと上回ったところで、油温は70℃丁度くらいだった様に記憶しています。

数字的な部分は別として、要は寒い日はエンジンがちょっと暖まってから完全に暖まる状態のとき(往々にして走り出してちょっとしたくらいのタイミングが多い)低回転ハイギアな状態になるんだよってことなんです。

なので、これは不具合でもなんでもなく、そういった仕様だと理解して頂ければよろしいかと。
一応、アクセル踏めば低回転のままググッと加速しますし、さらに踏み込めばターボラグはいつもより大きいもののシフトダウンして加速もしますしね。
まあ、吹け上がりは悪いし振動は出るしで、あんまりいい感じがしないのは事実ですが。。

ちなみにコレを書いたのは、先日入れたCastrol EDGE RS 10w-50のレビューでチョイと必要な要素でして。
そちらはまた別記事で書きますね~。


んでは!





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